Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• nyaoko

  読了日：2020/01/12

  ドキュメント映画を見損ねてしまい、書籍化になったら読もうと思ってました。認知症になった母親を引き取り、徘徊が始まったらひたすら追いかけて、気が済むまで歩かせて見守った娘の章子さん。なんて精神力！なんて体力！普通の人は絶対真似出来ません！介護の仕方に1つはないのでこれはこれでアリでしょう。天使と悪魔の母親を見極めて対応する、そういう引きの目と技って、とても大事。仕事と同じで、認知症の介護は記録が大事。これは忘れないでおこう。あと、なるべく親に若い頃の話を聞いておいた方がいいなと思った。

• ﾓﾙｸ

  読了日：2019/04/21

  認知症の実母を引き取って10年になる筆者。母にママリンと愛称をつけ、「悪魔ちゃんモード」「迷惑モード」「女優モード」そして「天使ちゃんモード」とそのときの状態を面白おかしく分類する。徘徊する母を後ろからずっと追いかける。明るい口調に隠されているが、大変だなぁ。まわりの方々も助けてくれているみたいだし、無理せずに「楽ばって」ほしい！

• milk tea

  読了日：2019/02/02

  「私の老後は認知症になるかどうかはわからない。でも認知症になってもならなくても人の親切に対して『ありがとうございます』と素直に言えるおばあちゃんになろうと思う。この『ありがとうございます』が素直に言えたら世間の皆さまは優しくしてくれる。」その言葉だけは私も忘れないようにしたいと心底思う。

• introduction

  読了日：2021/12/18

  ドキュメンタリー映画「徘徊 ママリン87歳の夏」が観たくて、でも観られなくてこの本を見つけた。母と折り合いが悪くて家を出たのに、認知症の母と同居するという覚悟がまず凄い。そして大変な中、母を「ママリン」と名付けて上手にやり過ごす様子は本当に素晴らしい。悪態をつかれ、徘徊され、それでもずっと忍耐強く見守り、適度に手を抜きつつ付き合った筆者に心から拍手。

• エレナ

  読了日：2020/09/26

  認知症を患った母親ママリンの介護記録。身体が丈夫で健脚、お喋り大好きのママリンの認知症の症状は過激だ。介護者の娘さんに対する凄まじい暴言、時間も距離も厭わない徘徊。それを受け止めて、ひとつひとつに対応していく著者。家族を客観的に見たり、面白がるのってとても難しい事だと思う。「一番よくないのは、自分を犠牲にして、ただただ真面目に認知症に向き合うことだ。」家族の介護をしている人にとって、心が救われる著書だと思う。

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