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片隅の美術と文学の話

酒井忠康

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763017123
ISBN 10 : 4763017128
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

文豪や詩人、画家たちのサイドストーリー。川端康成の心を揺らした古賀春江、芥川龍之介の人生を写す河童の絵、鏑木清方と麻生三郎の三遊亭円朝をめぐる縁、澁澤龍彦の生前最後の本の注文書…読み出すと止められない、33話の名エッセイ。

目次 : 1 美術と文学(志賀直哉と「美術」/ 高村光太郎―パリで秘密にしたもの/ 高村光太郎の留学体験 ほか)/ 2 詩と絵画(村山槐多の詩と絵画/ 萩原朔太郎の装幀/ 西脇順三郎の絵 ほか)/ 3 文学散歩(“かまくら文士”の片影/ 安岡章太郎展の一隅/ 近藤啓太郎『大観伝』にまつわる消された話 ほか)/ 4 描かれたものがたり(美術と文学の共演)

【著者紹介】
酒井忠康 : 1941年、北海道生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。1964年、神奈川県立近代美術館に勤務。同美術館館長を経て、現在、世田谷美術館館長。『海の鎖 描かれた維新』(小沢書店、1977年)と『開化の浮世絵師 清親』(せりか書房、1978年)で注目され第一回サントリー学芸賞受賞。その後、美術評論家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • akuragitatata

    文学と美術にまたがる近代日本の詩人・画家たちの動向に迫る一冊。対談も収録されている。主に展覧会の図録などに使われたエッセイだけど、ときどき『国文学』なんかの昔あった日本文学の雑誌が登場して面白かった。むかしはこういう民間の出版社がだしてる雑誌に、こういうエッセイがたくさん載っていたなあとなつかしい気持ちになった。著者の近代的な文学・美術観にはあまり共感できなかったけれど、データではなく、センスと経験を頼りに美と、学芸員として向き合ってきた重みはなくもない、のかな。

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