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ISBN 10 : 4642059970
Content Description
その来歴から「名物刀剣」と呼ばれる、おもに平安〜南北朝時代の日本刀。武器としての特徴、美的要素、近世における権威や家の象徴の関係性に着目し、歴史的遺産としての独自性を考える。謎の多い『享保名物帳』を読み込み、仏教美術、有識故実、刀装、茶の湯道具との関係など、学際的な視点から名物刀剣の特徴を分析して、新たな魅力に迫る。
目次
名物刀剣を考える前に―プロローグ
名物刀剣と武器
日本刀にあらわれた神仏
戦国時代におこった日本刀の変化
名物刀剣と美
中世の刀剣評価
刀剣と茶の湯道具
刀剣への即物的な見方
美と権威のはざま
強められていく権威
『享保名物帳』の成立
名物刀剣の秘密主義
権威化のゆくえ
名物刀剣とは―エピローグ
あとがき
参考文献
【著者紹介】
酒井元樹 : 1980年、千葉県に生まれる。現在、東京国立博物館主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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