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酔いどれ探偵 / 二日酔い広場 日本ハードボイルド全集 6 創元推理文庫

都筑道夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488400262
ISBN 10 : 4488400264
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 本木英朗

    《日本ハードボイルド全集》6巻では、都築道夫の『酔いどれ探偵』『二日酔い広場』の2つの作品が収録している。自らが翻訳したエド・マクベインの人気シリーズを書き継いだ職人芸の前半と、元刑事の私立探偵を主人公に、首都の片隅で起こる事件を、円熟の筆致で描く後半、どちらも俺にとってはただただ読むしかないって。さすが作者・都築先生である。またいつか読もうと思う。

  • くさてる

    海外ミステリのパスティッシュである「酔いどれ探偵」と日本の私立探偵を主人公にした「二日酔い広場」のふたつの連作集。「酔いどれ探偵」は確かにスピレーンとかあの時代の荒っぽいハードボイルドを思わせて面白く、「二日酔い広場」は抑制された文体と人物描写が、和製ハードボイルド、という感じで、実に良かった。私の好みは後者です。ファッションなどの風俗描写には時代を感じるけれど、そこで描かれる物語と人間の心は時代を問わない普遍性がある。良かったです。

  • たーさん

    ブックオフで見つけてなにげに手に取ってみたハードボイルド集。アメリカの私立探偵と東京の私立探偵が活躍する連作集。 アメリカの元私立探偵クォート・ギャロンはあの「87分署」シリーズのエド・マクベインが別名義で書いたハードボイルドの贋作集。東京は妻子を交通事故で亡くした元刑事、久米五郎を主人公した連作。クォート・ギャロンも久米五郎もいい味だした私立探偵。町の空気感がつたわる心地よいハードボイルド小説でした。

  • あいあい

    前回の配本「生島治郎」に引き続き『全集6 都築道夫』読了。これまた大人の文章! 『酔いどれ探偵』の各章(話)冒頭の語りのかっこよさ、センチメンタリズムにうっとりする。これぞハードボイルドの語り。本家カート・キャノンのほど女に手が早くなく、というより自己抑制的なクォート・ギャロンの方が渋いと思う。

  • funa1g

    クォート・ギャロンはかなりカート・キャノンとは違う。全体的にファンタジーではないリアルめなハードボイルドとして味のある作品集だった。

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