Books

「深層」カルロス・ゴーンとの対話 起訴されれば99%超が有罪となる国で

郷原信郎

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093887656
ISBN 10 : 4093887659
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan

Content Description

「検察は大きな力の操り人形だった」−−元特捜検事が、日産元会長カルロス・ゴーン氏に出国直前まで10時間以上にわたって聞き出し、
出国後もテレビ電話で取材を重ねた検察、日産、政府関係者に関する全証言。


【著者紹介】
郷原信郎 : 1955年、島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2006年に弁護士登録。08年、郷原総合コンプライアンス法律事務所開設。総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長、総務省年金業務監視委員会委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
ゴーン事件に関する書籍はほぼすべて日産=...

投稿日:2021/04/10 (土)

ゴーン事件に関する書籍はほぼすべて日産=経済産業省=検察の視点から描かれたものであり、それらの書籍を読み終わった後のカルロス・ゴーンに対する印象といえば、かつての英雄もコストカットをしただけの代物であり、その後は権力にものをいわせて日産の私物化、ルノーとの合併をめぐるフランス政府との権力争いに終始したという印象しか残らないが、本書は検察の論点とカルロス・ゴーン本人の主張を照らし合わせて、検察の主張のおかしさを指摘する一冊となっている。この本の主張もそれなりに正当性はあるものの、日産ルノーの低迷に関してはこの人がトップと大した仕事をしていないのも確かではあるし、ゴーン批判本とこの本の間に真実はありということも分かる一冊。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mitei

    中々検察という組織は強いしあいつが悪いと捕まえたら、一たまりもないな。それにしても1企業にそこまでの悪があったのか難しいな。罪状も軽微そうな罪だし。ホント日本って大岡裁きみたいなの大好きだよな。時に罪刑法定主義からも逸脱していても、巨悪を引っ捕らえて牢にぶち込む事で色々矛盾してても庶民からは支持されるし、出過ぎた杭は打たれる程度の感覚。これで日本から何故GAFAが出ないのか?と考えてるから笑止。色々と考えさせられた。後は西川さんの話も聞いてみたい。多分インタビューに応じなさそうだけど。

  • Porco

    金商法違反で逮捕された後、特別背任で何度も再逮捕された理由がよくわかりました。企業でのクーデターに日本版司法取引の制度が使えてしまうこと、当時の特捜部長の人物も興味深いというか、何というか。

  • 白いワンコ

    日本特有の「人質司法」を問題視しながら、事件の深層に迫っていく。カルロス・ゴーンは言う。P.52「日産は崩壊に近づいている。2021年か2022年かはわからないが、必ずつぶれる」文春新書『日産vs.ゴーン』で指摘されたように、時に利益を犠牲にしてまで権力争いに明け暮れる日産の悪しき文化。2020年3月期は11年ぶりの最終赤字を計上。深層の真相を、結果が語っている

  • テン

    さいきん活発な東京地検特捜部。五輪汚職などはお茶汲み1日20万円なんて報道もあって、庶民も噴飯の悪行で、おもわず特捜部を応援したくなる。しかし、そういえばゴーンさんはニュースで知る限りでも無理筋だったように感じていたので、改めて詳しく知りたくなりこの本を読んだ。日本の司法制度の悪いところと、企業体質の悪いところが入り混じってしまい、明智光秀てきにクーデターが起きたことがよくわかった。のちに首をとられる光秀さながらに西川氏も不正を指摘され失脚。そこはゴーンもざまぁみろと思ったろう。

  • よおこ

    真実はこの本だけでは分からないが、検察の体制は必ずメスを入れるべきだと思った。 インタビューを読む限り、ゴーンさんは有能すぎる。まるで将棋のように何手も先を指し、機を見据えて手綱を引っ張ったり緩めたりして必ず結果を出す。引き継いだイエスマンな元社長にはかなり酷だった思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items