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台湾文学ブックカフェ 2 中篇小説集 バナナの木殺し

邱常〓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861828782
ISBN 10 : 4861828783
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ほんとうの悲劇にはいつも滑稽な要素があるのよね」大学生の主人公は、乗っていた車に自分からぶつかり飛ばされた謎の少女・品琴に興味をひかれ、調べていくうちに、バナナ畑のなかで暮らす彼女の家族とある宗教団体の関係を突き止める…。新世代作家の期待の星による、家族の秘密をめぐる怪奇的で幻想的な表題作のほか、中篇全三篇を収録する小説集。

【著者紹介】
呉佩珍 : 1967年生まれ。国立政治大学台湾文学研究所准教授。日本筑波大学文芸言語研究科博士(学術)。専門は日本近代文学、日本統治期日台比較文学、比較文化。東呉大学日本語文学系助教授の教歴がある。現在、国立政治大学台湾文学研究所所長

白水紀子 : 1953年、福岡生まれ。東京大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。専門は中国近現代文学、台湾現代文学、ジェンダー研究。横浜国立大学教授を経て、横浜国立大学名誉教授、放送大学客員教授。この間に北京日本学研究センター主任教授(2006)、台湾大学客員教授(2010)を歴任した

山口守 : 1953年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。専門は中国現代文学、台湾文学及び華語圏文学。現在、日本大学文理学部特任教授、日本台湾学会名誉理事長

池上貞子 : 1947年、埼玉生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。専門は中国語圏の現代文学。跡見学園女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 中海

    同僚に台湾人がいた。ふとした世間話で父親がお店をやっていると言っていて「中華料理」だと。(台湾って国は中国との関係は良くないんでは?中華って中人民共和国とは違うんだっけ?下手なことが言えない。。。」と一人どきまぎした。 作品からは、内容というより民族的な個性の方が強く印象に残った。彼らの抱えている闇がくすぶって腐敗した様子が作品から感じ取れた。ニコニコして常に感じが良い佇まいの彼らに我々は甘えているというか、礼儀正しい=友好的ではない。その辺日本人はアジア人に対してナメてる所あると思う

  • 3作品とも「宗教」が1つの論点になっているのが印象的。それだけ台湾の人は宗教と縁が深いのでしょうか。 表題作は少し抽象的でメッセージは掴みづらかったですが、どちらかというと世界観を楽しむものかもしれません。他2作品のうち『戴美楽条件の婚礼』と『ろくでなしの駭雲』は書き方は違えど家族がテーマになっていると感じました。

  • 黒澤

    不思議な世界観の作品だった。1番良かったのは、「バナナの木殺し」で品琴の雰囲気や家族の物語が好きだった。台湾に関する知識があれば、もう少し楽しめた気がする

  • Ayako M

    不思議なテイストの中編3編。ちょっと変わったものが読みたいときにおすすめ。中国系の人の名前は覚えづらいので、その度にふりがながあったら良いのにと思う。登場人物が多いと、この人誰だっけ?となってしまうので。

  • ああああ

    台湾の異なる作家三人による短編・中編が三本収録されている。表題作はある家系の事件の謎の話、二本目は変わった娼婦の復讐の話、三本目はある作家とジェンダーと精神病とインターネットの話。バラバラなような三作品だが、宗教的・家族的なモチーフが多く一貫して罪の意識について問いかけるような内容であると感じた。選者の好みなのかもしれない。表題作は特に怪奇的な田舎の雰囲気、新興宗教による一種の救いが描かれていて気に入った。バナナの木と共に終わるラストも爽やか。台湾の人名が馴染んでおらず覚えにくいのでそこは苦労して読んだ。

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