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平安・陰陽うた恋ひ小町 言霊の陰陽師 宝島社文庫

遠藤遼

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299007483
ISBN 10 : 4299007484
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

当代きっての天才歌人・小野小町には、誰にも明かせぬ、秘密があって――。


今上帝の女御の歌会でひときわ称賛を集める女房がいた。彼女は、袖にした貴族の悪夢、恋煩いの相手探しなど、後宮の女達の相談役であり、恋歌の名手・小野小町。しかし、ひと筋縄ではいかない恋物語の裏には、あやかしどもが巣喰っていて――。

「後宮に変異あらば、身命を賭して守るべし」という祖父・小野篁の遺言を胸に、「陰陽師」としてあやかしを追い詰めていく――。

朝廷を揺るがした承和の変の謀反から二年。いまだ権力争いの残り火に翻弄される後宮で、言霊をあやつる異才の陰陽師が、難事も怪異も解き明かす。


小野小町に隠された「もうひとつの顔」を、人気シリーズ『平安あかしあやかし陰陽師』の遠藤遼氏が描きます。またカバーイラストは、『コンビニたそがれ堂』シリーズのカバーを担当するこよりさん。本作では、華やかな平安世界を描きます。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    承和の変の謀反から二年。いまだ権力争いの残り火に翻弄される後宮で、言霊をあやつる異才の陰陽師・小野小町が難事も怪異も解き明かす物語。陰陽師・小野篁の孫として後宮の女たちの相談を受ける小町が直面する、袖にした貴族の悪夢や恋煩いの相手探し、そして承和の変を巡る事件。時の権力者・藤原良房なども登場して、かの有名な色男・在原業平などの協力も得ながら、あやかしが絡むの事件の背景を探り、言霊を使って人知れず影から解決してゆく業深き女陰陽師・小町という構図はなかなか面白かったですね。続刊がまた出るなら読んでみたいです。

  • よっしー

    小野小町が後宮の陰陽師として活躍するお話。業平様とのやり取りは互いに牽制しつつも、意識しているのが分かりやすくて面白いですね。とはいえ…小町の日々を思うと女性としての楽しみは?と思ってしまいます。 にしても、個人的には小野篁卿は若々しいイメージだったので、老齢として描かれると不思議な気持ちとなりました。小町の祖父として登場するなら、仕方ないんですけどね。

  • coco夏ko10角

    美人で天才歌人の小野小町は実は言霊の陰陽師だった!な短編集。肉体的にも精神的にもしんどそう…犬君が心配するのもわかる。こういうのは後宮にいる女房の悩みを解決、くらいでいいんだけどなぁ。

  • ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

    初・読み作家♪平安時代モノはどれも好きで初めて小野小町を主役にしたお話。小野小町は歴史的に歌人で美人としかしられてないので【後宮の陰陽師】というのもありかと。言霊で後宮の事件を解決する強い女性。気になるのは承和の変とは本当はなんだったのか・・。

  • 虚と紅羽

    言葉と文章の端々にみられる美しさが素敵。暗くてドロドロした所はあるけど、それでも綺麗で美しくて、何処と無く華やかさも感じる世界観。 平安あたりの名前は覚えづらくて、変の話とか誰が誰なんだかよく分からなくなったけど、サラッと読めたのでまあ満足。 連想ゲームしていけば分かるけど、明確な答えが欲しいなぁと思った箇所はチラホラ。物語根幹に関わる部分でもないし、秘密にしておいた方が謎めいて面白いこともあるしね。 小野小町と在原業平のコンビがいい掛け合い。

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