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人口縮小! どうする日本? 持続可能な幸福社会へのアプローチ

遠藤薫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130530378
ISBN 10 : 4130530372
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

「坂道のくだりかた」を考える。日本社会の人口増大のピークはすでに終わりを告げ、いまは継続的な減少傾向の下り坂の途上にある。さまざまな問題を引き起こす人口縮小のトレンドのなか、私たちはどのような社会を構想するのか。人口縮小、それでもなお生きやすい社会をめざす新たな挑戦の書。

目次 : 序章 人口縮小!でも、生き心地の良い明日のために/ 1 人口縮小!社会を俯瞰する(人口縮小社会・日本のいま/ 人口縮小と時間の中で孤立する人びと/ 人口縮小社会における年と地域と“幸福”)/ 2 人口縮小!何が問題?どう解決?(人口縮小社会をケアするのは誰か 「生」と「ケア」を正当に扱う社会理論の提案/ このままでは衰滅する/ 人口縮小問題とイデオロギーとしての「家族主義」/ 人口縮小社会におけるキャリア形成)/ 3 人口縮小!医療に何ができる?(人口縮小と生殖医療/ 人口縮小社会における高齢者/ 人口縮小社会と子どもの生命)/ 4 人口縮小!技術に何ができる?(人口縮小社会の中での「こども施設」/ 多様性が開くインクルーシブな未来社会に向けて/ 人口縮小社会におけるモビリティ 自動運転や新しいモビリティサービスへの期待)/ 終章 未来への贈り物

【著者紹介】
遠藤薫 : 神奈川県生まれ。1977年東京大学教養学部基礎科学科卒業。現在、学習院大学名誉教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • お抹茶

    社会学やケアの観点で人口減少社会を論じる。コロナ禍でも家族のケアのために仕事や収入を失った人への補償はなく,ケアは罰と捉えられている。日本の貧困者の四人に一人は高齢女性で,高齢女性の貧困に取り組まない限り,貧困撲滅目標の劣後は挽回できない。南欧や東アジアは家族主義の社会と言われるが,GOD比での家族支援に向けた財政支出が低く,家のことは女性任せで少子化が進行。過疎地域や地方都市では民間資本の参入は困難で,基本生活を支援する各種施設を複合的拠点へ再編する必要がある。

  • Go Extreme

    人口縮小は他人事 戦前は過剰人口に苦慮 1.57ショックで少子高齢化認識 政府の社会制度設計遅延 子どもは資産だが教育費高騰 女性の学歴向上で地位上昇 少子化は市場外不利益 長生きは長寿リスクに 健康問題の相談先なし2割 現役世代は機械的管理概念 老いと死は社会周縁化 若者は家族依存度高い ケア不可視の社会 日本貧困率高水準 地球環境限界に直面 高労働率でも男性稼ぎ手モデル 労働は投資として捉える 生殖医療に保険適用 高齢化率40%へ加速 子どもの孤独感世界一 学校は地域・避難拠点 経済優先で生命軽視

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