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ISBN 10 : 4867800937
Content Description
情動は、言葉では補足できないが、そこにある!
言語表象の対象にはなりえぬはずの情動は、日常的にあらゆる場面で記号に宿り、ときにそれを歪めながら、異様な相貌で私たちの眼前に出来する。
精神分析や脱構築を駆使して、ジェイムソン、フロイト、ド・マン、ワイルド、ボウエン、ワーズワース、ロレンス、バルト、レオナルド・ダ・ヴィンチ、梶井基次郎などのモダニズム的テクスト群を横断し、名状しがたい無意識=知りえぬ異形に迫る!
著者の異形な記号の物質的過剰(情動)性へのフェティッシュな愛を実感してほしい。
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はじめに
異形な記号たちの露出
序章
情動的唯物論
?モダニズムにおける霊的なものの系譜
第一章
現前する無の唯物論
?「ポスト」に抗う文学批評のために
第二章
フロイトにおける情動
?意味論と経済論の齟齬をめぐって
第三章
反近代としてのモダニズム
?オスカー・ワイルドと否定的唯物論
第四章
不在の戦争の言語的形象
?『日ざかり』における真理の隠蔽/出現
第五章
顔と表層をめぐる脱修辞学
?ポール・ド・マンの反心理学
第六章
情動、モダニティ、不気味なもの
?D・H・ロレンス、不可知なものの情動的強度
第七章
アウラと情動
?残滓的なものの唯物論
第八章
ロラン・バルトとレオナルド・ダ・ヴィンチ
?恋愛的情動のメランコリーとその意味論的な零度=死
終章
モダニズム、精神分析、脱構築
?「檸檬」における情動の唯物論的「もの」化をめぐって
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