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白村江 古代東アジア大戦の謎

遠山美都男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061493797
ISBN 10 : 4061493795
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1997
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koichiro Minematsu

    古代の倭国のことは、残されている書で理解するしかないことだが、歴史書家の見解も様々と思うが、この白村江の戦いほど、謎すぎる。百済支援という通説だが、人質の豊璋を帰国させたことに意味があるとしか言えない。それで倭国はどうしたかったのか。

  • kawa

    飛鳥時代、朝鮮半島での白村江の戦いがテーマ。戦いの前後の日本、朝鮮半島(高句麗、新羅、百済)、唐の情勢を詳説。唐の圧倒的物量による大敗、「戦後」日本は唐の制度、文明に学んで生まれ変わったと言う敗戦史観に疑問を呈する。私的には詳しすぎる内容で所々読みが難渋だが、白村江のワン・ワードでやり過ごしがちな戦役の全貌が知れる意味で適書。

  • みのくま

    本書はスタンダードな歴史観からは外れるものなので、どれ程本書の主張に妥当性があるかは判断できない。特に金春秋や中大兄の即位が遅れた理由などは非常に眉唾であり、どうも納得できなかった。ただ、白村江の戦いにおいて倭と唐の戦力差は大きくなく、むしろ倭の方が水軍は多かったという事実。また、白村江の「敗戦」は、ぼくたちが思う程「敗戦」ではないというのも目から鱗である。むしろ古代日本の形成途上の三大事件(大化改新・白村江・壬申の乱)として、また古代東アジア全面戦争の一局地戦として白村江を捉える、というのは説得的である

  • はちめ

    朝鮮半島側の歴史が長々と語られるのはいたしかたないとして、肝心の日本側の歴史に関する掘り下げは少ない。一体なぜ倭朝廷は朝廷自体を福岡に移してまで百済を救わなければならなかったのかに関する説得力のある説明がない。中大兄皇子の即位に花を添えるというのは説得力がない。 この著者は定説に対してとりあえず反論し、奇説を主張する傾向があるので、日本古代史の入門書としてはおすすめできない一冊だ。☆☆★

  • mitya

    古代日本史については、全く知識がなく、朝鮮と日本と系図などが結構複雑で読むのに時間がかかった。白村江の戦いは、倭国のほうが物量面では唐を凌駕していたとは知らなかった。日本にもれっきとした女帝が存在していたことに改めて驚いた。

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