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下丸子文化集団とその時代 1950年代サークル文化運動の光芒

道場親信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622085591
ISBN 10 : 4622085593
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

誰もが詩を書き、ガリ版を刷り、集まっては語りあった。1950年代、軍需工場ひしめく東京南部で活躍した「下丸子文化集団」から鮮やかに浮かび上がる、もう一つの戦後史。

目次 : 第1章 工場街に詩があった/ 第2章 下丸子文化集団とその時代―五〇年代東京南部サークル運動研究序説/ 第3章 無数の「解放区」が作り出したもうひとつの地図―東京南部の「工作者」たち/ 補章 サークル運動の記憶と資料はいかに伝えられたか/ 第4章 全国誌と地域サークル―東京南部から見た『人民文学』/ 第5章 東京南部における創作歌運動―「原爆を許すまじ」と「南部作詞作曲の会」/ 第6章 工作者・江島寛/ 第7章 東京南部から東アジアを想像した工作者―江島寛再論

【著者紹介】
道場親信 : 1967年生まれ。和光大学現代人間学部教授。専門は社会運動論・日本社会科学史。2016年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ポカホンタス

    「サークル活動」の「サークル」という言葉の歴史を調べるのに読んでみた。今日読んだ『1950年代 「記録」の時代』の著者鳥羽氏とは研究仲間であり親友らしい。2016年に重いがんが見つかり、本書を書き上げて数日で、本書を手にすることなく逝去された。49歳。死の直前に、長年の研究成果を納得の形でまとめ上げることができて嬉しかったであろうが、あとがきにはこれから取り組みたい研究テーマがたくさん書かれていて涙をさそう。文章は真摯で平明、抑えるべきところがしっかり抑えられて

  • 古戸圭一朗

    サークル文化運動が盛り上がった1950年代、東京南部で生まれた「下丸子文化集団」の活動や、それに関わった人々の思想を、資料を元に丹念に記述している。自分もコミケで「サークル」を運営する身なので、その言葉に惹かれて読んでみた。無論、現在のコミケのサークル活動と連続性はないし、状況も大きく異なっているが、示唆に富むところも多くあった気がする。特に評論サークルを運営する身としては、「創作と実践」はどうかかわるべきか、という論争を興味深く読んだ。

  • takao

    ふむ

  • tkm66

    この辺りの記録はもう残し始めなければいけない。50年代の「〈民主的〉なる呪文の受容形態」や今日の〈歌声喫茶〉までの連続も。もちろん〈党派性〉から距離を取った・極力客観的な形で。・・実は既に【偽史化進行中】かな。

  • Hisashi Tokunaga

    精読するほどの関心があった訳では無い。1950年代の東日本重工(三菱)、北辰、三井精機などがその威容を誇る中、労働者が文化運動を展開した歴史は今忘れさられようとしている。かつての田ばたから大工場と町工場群に変貌し、いま大規模マンション群に変貌した。マチの文化はそこにその時代何が「ある」かで生まれ死滅する。本書を文化運動の鎮魂歌と読むか、今いわれる「まちづくり」の為のガイドとするか、それとも・・・・・・・。作者の本位を離れて読まれる一冊だろう。

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