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汽水域の人魚

道具小路

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041152355
ISBN 10 : 4041152356
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
ajimita ,  

Content Description

かつて「ぼく」ではなく「わたし」だとカミングアウトしたことで、傷ついた慎太郎。
心の中だけで『ゆき』として生きるようになった慎太郎が出会ったのは、死に別れた恋人の骨を探す女性ナシャル。
彼女は恋人に正体を明かせなかった後悔で、海に戻れない人魚だった。
本当のことは、誰かを傷つけるし、傷つけられる。
好きなひとへの想いも隠し、『慎太郎』として生きていくと思っていたけれど‥‥。
『ゆきも、あなたのうみを、およいでね』
痛みを抱え、それでも前に進む出会いのものがたり。

【著者紹介】
道具小路 : 1988年生まれ、宮崎県出身。2013年、第一回ラノベ文芸賞大賞を受賞。受賞作を改題した『サンタクロースのお師匠さま 石蕗と春菊ひとめぐり』(富士見L文庫)でデビュー。登場人物たちの悩みや葛藤を瑞々しく繊細な筆致で描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 色素薄い系

    自身が男として生きるべきか女として生きるべきか悩んでいる慎太郎が答えを出すまでの物語。が、その後どうなったのかに関しては描かれていないので選択のその先は読者の想像にお任せになっています。正直打ち明ける対象が母親より先に友人なのかよと思ったけどね(母親は察していそうだったから余計)。かつて翔に打ち明けた時も翔が慎太郎の為にと思って取った行動が慎太郎を傷付けてしまったけど彼だって拒絶した訳じゃなかったから周囲の人には恵まれていたと思う。今回の決断で生きにくかった環境が変わってくれればいいなと思う。

  • 桜花

    図書館でなんとなく目についた本。慎くん、いや、ゆきは良い友と出会えたってことかな。しょうくんも含めて。ナシャルにもいてほしかったけどな。恋の話のようで友情の話だと私は思った。

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