Books

六花の印 連城三紀彦傑作集 1 創元推理文庫

連城三紀彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488498115
ISBN 10 : 4488498116
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大胆な仕掛けと巧みに巡らされた伏線、抒情あふれる筆致を融合させて、ふたつとない作家性を確立した名匠・連城三紀彦。三十年以上に亘る作家人生で紡がれた数多の短編群から傑作を選り抜いて全二巻に纏める。第一巻は、幻影城新人賞で華々しい登場から直木賞受賞に至る初期作品十五編を精選。時代を越えて今なお多くの読者を惹き付けて已まない著者の全貌が把握できる傑作集。

【著者紹介】
連城三紀彦 : 1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒。78年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞を受賞、79年に初の著書『暗色コメディ』を刊行する。81年「戻り川心中」が第34回日本推理作家協会賞を、84年『宵待草夜情』が第5回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『恋文』が第91回直木賞を受賞して、恋愛小説の名手として評価を確立する。その後もミステリ的手法を恋愛小説に昇華させた傑作を多数発表。96年『隠れ菊』が第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年没。翌年、第18回日本ミステリー文学大賞特別賞が授けられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    連城さんの短篇集の決定版が出そうです。これが1ということで2も出るようなので楽しみです。15の短篇とエッセイがあってわたしの好きな作品が数多くおさめられています。再度読んでいくと如何に素晴らしい日本語での作品かということを再認識させられます。これだけの文章をかける作家は最近見当たらない気がします。それにしても全集を出してくれないでしょうかね。

  • 紅はこべ

    連城流のハードボイルド「ベイ・シティに死す」連城の意外な作風を読めてよかった。ハードボイルドにしてはウェットだが。「恋文」のラストはリドルストーリーだな。夫の選択はいかに。「黒髪」の不倫、会って、やるだけか。渡辺淳一の不倫ものなら、旅行とか芸術鑑賞するとか大人のデートを楽しむのに。何か殺伐。本当に愛していたのは誰?的な話が多かったように思う。エッセイで連城さんの探偵小説の好みが私と似ていて嬉しかった。

  • nemuro

    2019年4 月、『麦本三歩の好きなもの』から始めてみた“しりとり読書”の65冊目。「り」から始まる本は6冊目の『林檎の木の道』以来2度目。『青春ふたり乗り』に続き読み始めたのが昨年12月29日。2カ月近くを要しての読了である。本文で682頁、初期作品15編を収録。厳選された秀作ばかり。長期戦を前提にゆったりと堪能。富良野に住んでから知った作家と思っていたら『日曜日と九つの短篇』『小さな異邦人』『美女』(いずれも2018年)の前に『恋文・私の叔父さん』(2012年4月)。う〜む、そうだったかもしれない。

  • stobe1904

    【ミステリの匠の短編集】既読作品が多いが、やはり優れた作品は十分に再読に値することを再認識した。ミステリとしての抜群の切れ味はもちろんのこと、恋愛ものの情感やハードボイルドテイストの展開の妙など、全てが素晴らしい。これまで何回か読んでいるが、『桔梗の宿』はやはり秀逸。エッセイは初読みだが、意外な舞台裏が覗けて興味深い。傑作集2も追って堪能したい。★★★★★

  • geshi

    未読のものを中心に感想。『六花の印』映像のような場面転換が見事で裏側で起こっていることに目を向かせない。『黒髪』被害者と加害者と共犯者の三人しか登場人物いないのに役割が変わるサプライズを仕掛けられるって凄すぎる。『紅き唇』その謎は愛『恋文』その愛は謎、二つを並べて読むと騙し騙される男女の愛の形がミステリとして見えてくる。『裏町』『青葉』『敷居ぎわ』は線引きとそれを超えることを強く意識している。『俺ンちの兎クン』ミステリと一般小説の垣根を軽く飛び越える領域に達しているなぁ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items