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「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファ-からティアマト、毘沙門天まで

造事務所

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569666853
ISBN 10 : 456966685X
Format
Books
Release Date
September/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

神と人とをつなぐ仲介者「天使」と、もと天使ながら神に反逆して“悪”を信奉するようになった「悪魔」。誰もが知っている存在だが、どんな仲間がいるの?と言われると意外と困ってしまう。本書は「天使」と「悪魔」200体について、その横顔を紹介したものである。人間から神に導かれて天使になったメタトロンや、神に逆らって地獄の主となったルシファーなど、面白エピソード満載の本。

目次 : 天使編(西方世界の天使―唯一神ヤーウェに仕える使者 白き翼のキリスト教天使たち/ 東方世界の天使―東方の諸宗教で発展した神仏の使徒と守護者たち)/ 悪魔編(西方世界の悪魔―数千年の長きにわたり、絶対神に抗い続ける西方の悪魔たち/ 東方世界の悪魔―弱い人間の心にとり憑き死へと誘う、東方の悪魔たち)/ 聖人と魔導師

【著者紹介】
吉永進一 : 1957年生まれ。京都大学文学部大学院(宗教学専攻)を修了。現在、舞鶴工業高等専門学校で講師を務める。宗教学、ウィリアム・ジェイムズ、近代霊性思想史を専門に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェルナーの日記

    古今東西の天使&悪魔を寄せ集め紹介した1冊。もともと天使と悪魔の存在はキリスト教(カトリック)的な思想から端を発しているので極めてヒエラルキー(階級制)の強い志向性を持つ)、よって善悪という二元論に至ってしまえるので、善と悪を凡そ分類することが可能だ。しかし善と悪が混在する東洋的な宗教では、ある時は善、別の時は悪である東洋の天使&悪魔は、単純明快なヒエラルキーという発想が成り立たない。よって善悪を別けることは無理がある。ただ本書を通していえるのは『一方を信ずるものは、他方も信じなければならない』である。

  • ehirano1

    子供がソファーに置きっぱなしにしていたので、全くもうっ!と思いながらも手に取り、どれどれとパラパラ捲っているうちに通読してしまいました・・・・・。各々の天使や悪魔は確かに興味深いのですが、それよりも「希望=天使、欲望=悪魔。すなわち、ヒトの希望と欲望の数だけ天使と悪魔が存在する」という件が印象に残りました。

  • チアモン

    とても興味深く読めた。天使だと思っていたが実は悪魔だったとか、えーっ。これが悪魔!?と思うものもあった。とても、幅が広くでも浅く。挿絵もとても良かったが、全部に挿絵があったらもっと面白く読めたと思う。読んでいるうちに天使たちが悪魔に見えてきた。

  • ピンガペンギン

    造事務所という企画編集会社が執筆し、監修者は吉永進一(宗教学)。表紙画・小島文美。グノーシス主義の天使、近現代に遭遇報告がなされた新天使たちも数が少ないがのっている。アブラクサスは雄鶏頭と人の胴をもち、脚は蛇とされる。また、エジプト神話は鳥頭で人身が多いとあった。岡山のオリエント美術館で観たものは、エジプトのものだったのだろうか?梵天が天使としてのっているのは、違和感をもった。(仏教の天部を天使に入れている。)梵天(ブラフマー)はヒンズー教では創造神。立場かわればとらえ方はかわる一例か。

  • 田氏

    正月休みの間にライトな積読の処理を、と思ったらこれがなかなかの情報量。天使と悪魔の対比によって見えてくるのは、天使の司る善なる存在のあやふやさ、それに対する悪魔の人間臭さや人物(?)像の滋味である。考えてみれば、そもそも悪という概念の方がよほど具体的な輪郭を持つのであって、それによって削り取られた残りこそが善なのやもしれぬ。アニミズム的な畏怖より生まれた精霊の類となるとまた話は変わってくるが。印象深いのがゾロアスター教のアーリマン。敵対する善神が完璧な楽園を創ってしまい、凹んだ挙句いじける邪神。かわいい。

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