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女王陛下に婿入りしたカラス 1 富士見ファンタジア文庫

逆巻蝸牛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040754161
ISBN 10 : 4040754166
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『家政学』を専攻する学生のウィルは、略奪国家と批判したオノグルの女王イロナから突然求婚される。人を殺す戦争以外で国を救いたいというイロナの想いを受け、ウィルは手始めに二人の婚約式を開くことを決め――。

【著者紹介】
逆巻蝸牛 : 岐阜県出身。第36回ファンタジア大賞“銀賞”受賞、本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オセロ

    めっちゃ面白かったですね。 始まりこそやや強引だったものの、喉元過ぎればなんとやら。外国に輸出する資源や工芸品が枯渇する国の内情をどうにかしようとする主人公が何をするのかワクワクさせられたし、その背景にあるかつては戦争で対立していた国の摩擦をきちんと描くことで説得力が生まれる構成がとにかく良かった。そして元々は他人だった2人の距離が近づいていく様子も丁寧に描かれていて、続きがあれば嬉しい限り。

  • よっち

    国や領地をも家と見なし管理・経営する『家政学』専攻の学生ウィル。論文で略奪・戦争国家と批判した隣国オノグルの女王イロナから突然求婚されるファンタジー。外貨を得る手段がなく戦争・略奪しかないオノグルを、戦争以外の方法で飢餓から救いたいというイロナの真意を知ったウィル。戦争の負の連鎖が残る敵国出身故に、王宮の使用人たちにも敵国の人間として扱われる状況から打開策を模索する展開で、周囲の意識を変えながら可能性を見出していった矢先の窮地でしたけど、それでも諦めなかったウィルが切り開いてみせたその結末は良かったです。

  • 真白優樹

    国すらも家と考える学問を専攻する青年が、敵国の女王から求婚され始まる物語。―――戦わぬための戦いを、憎悪を超えた幸いを。 既にできている戦争により成り立つ経済システムを改革すべく奔走する物語であり、がっつりと経済が絡む中で自分に出来る戦いをしていく熱さが光っている物語である。一つの成果で国は富み、しかし真の敵国は既に牙を磨いている。まだまだ問題は山積み、と言える中で青年は女王と共にどう戦うのか。繰り返してしまう憎しみの輪廻を、その手で生み出すシステムで覆せるのか。 次巻も勿論楽しみである。

  • rotti619

    家政学という、一族の繁栄の為の経済学を国家という広義に広げた学問を首席で修めたウィルが、戦闘国家オノグルの女王イロナから、その頭脳を見込んで求婚されるというお話。一見蛮族に見えるオノグルの窮状とイロナの優しさと苦悩を目の当たりしたウィルが一肌脱ぐという、経済を主軸にした物語となっている。経済をテーマにしたラノベはいくつかあるが、貨幣の価値に言及したのは珍しく、それを改鋳の際に今までの物語の流れを組み入れたのは面白かった。イロナとのロマンス要素は少な目なのだが、最後の最後、良い所で最高の演出を見せてくれる。

  • 碧海いお

    ドラゴンマガジンで読んで気になって読んだもの。 隣国の女王陛下から求婚をされるという内容ですが、内容は固め。戦争以外のことで飢餓から救いたいと奮闘をする。 あとがきを読む限りではこれで完結という気がする。

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