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居合林崎甚助 Php文芸文庫

近衛龍春

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569762593
ISBN 10 : 456976259X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2014
Japan

Content Description

史上最速の剣、ここに誕生!―闇討ちにあった父の仇討ちを果たすべく、身体の小さな林崎甚助は、その不利を覆すために「居合」という新しい剣の技を編み出す。仇・坂上主膳を追い、都へ向かった甚助だったが、主膳は京を牛耳りつつある松永久秀の家臣となっていた。奸智に長けた久秀をも相手にせねばならなくなった甚助の仇討ちは、成就するのか。傑作剣豪エンタテインメント小説。

【著者紹介】
近衛龍春 : 1964年、埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。その後、通信会社勤務を経て、フリーライターに転職。『時空の覇王』(ベストセラーズ)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • C-biscuit

    Kindleアンリミテッド。林崎甚助とは居合の開祖ともいうべき人物。幼少のころから、仇討の本懐を遂げるところまでが、この小説の中身。幼少のころに、闇討ちにより父を失い、家禄も失った。仇討のための修行の様子や神託を受けた独特の長剣が居合以上に小説として面白い。必殺技的な名称もちりばめられており、技の名前がわかる人にはさらに面白いのだろうと思う。血のりもつくのでそう何人も切れるものでは無いように思うが、十数人をぶった切る場面と、やたらと首が飛ぶ設定で、居合すごさと長刀の切れ味が表現されている。面白く読めた。

  • ワッピー

    夢に林崎流という文字列を見て、この本を手に取りました。幼少のころから仇討の使命を負わされた甚助が体格に恵まれない不利を克服する苦悩のプロセスを見て、武道とは自らを開拓していく道なき道なんだと頭では理解しました。まあ、居合はもとより武道修行などとは縁のないワッピーに言われたくはないでしょうけれど。甚助の恵まれない幼少期から、ついに足利義輝の寵を得て仇に迫るまで、あるいは謎の茨組との死闘のなかで、林崎流発展のプロセスが示されているのでしょう。動画などで型の動きを見てシーンを想像してみるのが楽しみです。

  • niz001

    タイトル通り、居合の太祖林崎甚助の物語。義輝の元に林崎甚助が帰って来てたら、運命は変わっていたかも?と、ふと思う。

  • 染ちゃん

    著者は、相当居合を研究されていますね。 その精神を含めて、多くの業の原点やその経緯まで、つぶさに描写、表現されていて、時間が経つのを忘れるくらい魅了されました。 この続編を、是非、期待し、発刊を待ちます。

  • 正太郎

    居合の祖、林崎甚助の話です。個人的には、居合より抜刀術の方が呼び名として好きなんですがね。身体が小さい不利を克服するために、長刀抜刀の技を編み出した所が面白いです。創意工夫で難敵を打つと言った感じでしょうか。面白かったです。

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