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「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人

近藤誠 (医師)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344024847
ISBN 10 : 4344024842
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan

Content Description

がんを本当に理解できれば、あなたや家族の「これから」は、きっと変わる。
毎日好きなものを食べ、酒も甘味も楽しみ……そういうふうに私は死にたい(近藤誠)

がんもどきで早死にする人。本物のがんで長生きする人。
「まさか、そんなことが……」「あ、そういえば。しかし……」と首をひねりながら、本書を手にとったかたが多いと思います。ですが、このタイトルに、うそ偽りはありません。
逆に僕の外来にみえる患者さんは、本物のがんを治療しないで長生きしています。
たとえば「がん研有明病院」のデータでは、スキルス胃がんの手術をした患者はほぼ全員、数カ月から3年以内に亡くなっている。一方スキルス胃がんを放置した僕の患者はほぼ全員、ふつうに暮らして、3年から10年近く生きています。
このように、がんにはナゾが山のようにあります。
がんを恐れて、食事に気を遣ったりする人も多い。だけど、それらはすべて無駄なこと。間違った情報をために、人生を謳歌せず、苦行をし、そのあげくに早死にしてしまっては、たった一度の人生なのにもったいなさすぎます。
100万部突破の『医者に殺されない47の心得』に最新のデータを加え、バージョンアップした内容となっています。

【著者紹介】
近藤誠 (医師) : 1948年生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。79〜80年、米国へ留学。83年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。患者本位の治療を実現するために、医療の情報公開を積極的にすすめる。2012年第60回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヨータン

    がんが良くないのではなく、がんの治療が良くないというのは大いに納得。私は会社の健康診断でさえ憂鬱なので、ましてがん検診なんて絶対にしないと思います。がん検診やがん保険に使うお金をもっと自分の好きなことするために使っています。

  • BluePlanet

    ★★★★☆ 2013年11月25日発行。医者になって40年、数万人のがん患者を診るとともに、合計10万時間世界の医学論文やデータを読みこなした著者。とにかく抗がん剤だけは絶対にやらないこと。それよりも、金の亡者となった外科医によるガン手術にはあきれてしまいますね。確かに日本人はこれまで、がんとは早期に発見し、手術で取り除かないと、苦しみながら死ぬという誤った認識が埋め込まれてきましたね。一人でも多くの日本人がこの本を読み、がんに対する認識を替えることが大事ですね。この本に出会えて良かったです。

  • うさっぴ

    ここ最近、がん治療に関する話題の本を何冊か読んでいる。どのお医者さんも、ご自分の経験から様々な意見や考えを書かれている。私にはどれが正しいのか分からない。もっと色々な本を読んで、もっとがん治療について知りたいと思った。今は健康でも、私もいつかはがんになるのかもしれないのだから、自分で知識を得ていきたい。

  • ハル

    癌を調べるにあたり、最初の書がこれというのも何かの運命。生命の神秘という偉大な壁は、科学や医学に爪を掛けさせることを許さないのだろう。この理論が正しいかどうかなんて誰にも分からない。でも私は嫌いじゃない。苦しい上に命を削る治療より、己れの一部としての共生を選ぶ方が心が軽くなるような気がする。癌は悪ではない。いたずらっ子、くらいの認識でいいのかもしれない。

  • nranjen

    医療とは絶対ではなく、医者は神ではない。それは今を生きるひとりの人間として心しなければならないことだと思っている。実はこの本を批判する本を読んで、興味を持って手にした。しかし、言っていることが腑に落ちる点も多く、なるほどと思って読んでいた。この本を批判している本のがん細胞の記述とこの本の言っていることは実は共通している。おそらく技術の進歩でまた新しい局面が見られるようになるのではと期待している。

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