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「革命」を語る ガーナ農村部の民衆運動

近藤菜月

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779518058
ISBN 10 : 4779518059
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

1990年代の民主化へと至るまでの「革命」期と呼ばれる約10年間、都市部から離れた北部農村部では何が起こり、それは人々にとってどのような意味をもっていたのか。

様々に生まれた青年組織や自助組織で、理念的な連帯を志向しつつコミュニティに根を張った活動を行った当事者たちへの丁寧な聞き取りから、人々にとっての「革命」に迫る。


「中央集権的な社会で、意思決定プロセスや資源へのアクセスに恵まれていない環境であっても、人々は足元から物事を始め、その都度の機会を捉えて周囲の世界に働きかける。私が出会ったガーナの人々のしなやかな主体性の一端でも、本書を通して伝えられたなら幸いである。」(「はじめに」より)

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●著者紹介
近藤菜月(こんどう なつき)
1990年愛知県生まれ。
名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。博士(国際開発学)。現在、名古屋大学大学院国際開発研究科助教。

主な論文
「PNDC統治下ガーナの北部農村部における住民主体の地域づくり──誰がどのように率いたのか」(『アフリカ研究』第100巻、99-109頁、2021年)
「途上国の社会運動を行為者の視点から捉える理論・分析枠組み──ライフストーリーによる行為の意味への接近」(『国際開発研究フォーラム』第48巻、1-16頁、2018年)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Mayu

    ガーナの民主化がなぜ、他のアフリカの国々と比較して上手くいったのか、民主化直前の「革命」期、特に政府側からのアプローチではなく、民衆側からの草の根的活動にフォーカスしたリサーチ結果。私は社会学の基礎知識がないので、内発的発展論やアメリカ社会学とヨーロッパ社会学の違いなど、基礎的なところも説明があってとても勉強になりました。教育機会が限られている中で、革命に熱狂するのではなく、自分のコミュニティ、そして、自分自身やもっと若い世代にとって何が大切なのか、それぞれの答えを出している研究協力者たちに驚嘆し、支援の

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