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世界文学全集万華鏡 文庫で読めない世界の名作

近藤健児

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787292797
ISBN 10 : 478729279X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本独自のアンソロジーとして、かつては家庭の教養のシンボルでもあった「世界文学全集」。残念ながら1980年代を境にブームは過ぎ去り、いまでも刊行されてはいるものの規模は小さくなっている。しかし、世界文学全集は有名作を押さえながら、翻訳が少ない優れた作品も収録し、作品と作家解説も非常に充実している。全集に収録された作品が、現在でも唯一の翻訳であることも多い。さらには多くの図書館に所蔵されているため、手に取りやすいという利点もある。

本書では世界文学全集に収録され、かつ一度も文庫化されていない海外文学作品70点を厳選して紹介。河出書房の「世界文学全集」や筑摩書房の「世界文学大系」など35の全集をもとに、イギリス、ロシア、ドイツやラテンアメリカの作家の貴重な作品を案内する。

ジョージ・エリオット、ウィラ・キャザー、オノレ・ド・バルザック、ラファエル・サンチェス・フェルロシオほかの隠れた名作にふれ、読みたい作品がぐっと増える、海外文学ファン必読の一冊。

【目次】
はじめに

第1章 イギリスの文学
ダニエル・デフォー『ロクサーナ』
サミュエル・リチャードソン『パミラ』
ヘンリー・フィールディング『大盗ジョナサン・ワイルド伝』
サー・ウォルター・スコット『ケニルワースの城』
チャールズ・ディケンズ『バーナビー・ラッジ』
ジョージ・エリオット『フロス河畔の水車場』
ジョージ・エリオット『ロモラ』
トマス・ハーディ『森に住む人々』
ジョゼフ・コンラッド『ノストローモ』
ジョゼフ・コンラッド『勝利』
ウィンダム・ルイス『愛の報い』
D・H・ロレンス『白孔雀』『セント・モア』
オルダス・ハックスレイ『クローム・イエロー』
ジェイムズ・ヒルトン『めぐり来る時は再び』

第2章 アメリカの文学
ヘンリー・ジェイムズ『アメリカ人』
ヘンリー・ジェイムズ『ボストンの人々』
ヘンリー・ジェイムズ『カサマシマ公爵夫人』
ウィラ・キャザー『私のアントニーア』
アプトン・シンクレーア『人われを大工と呼ぶ』
ジョン・ロデリゴ・ドス・パソス『マンハッタン乗換駅』
ジョン・スタインベック『疑わしい戦い』
ジョン・オハラ『サマーラの町で会おう』
ユードラ・ウェルティ『デルタの結婚式』
ジェイムズ・エイジー『家族のなかの死』
ジョン・バース『酔いどれ草の仲買人』

第3章 ドイツの文学
ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ『フリードリヒの遍歴』
エードゥアルト・メーリケ『画家ノルテン』
コンラート・フェルデ‥

【著者紹介】
近藤健児 : 1962年、愛知県生まれ。中京大学経済学部教授。専攻は国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • abaoaquagga

    文庫化されたことのないレアな海外小説を文学全集から多数ピックアップして紹介。テキストは、手堅くまとめた概要・あらすじに著者の正直な感想を添えた読みやすいもので、たまに対話形式のコントみたいな回もある。政治・宗教など、いささか時代を感じるテーマの作品も多い一方で、ラファエル・サンチェス・フェルロシオによるナンセンス極まりない「アルファンウイの才覚と遍歴」には非常に興味が湧いた。まだまだ知らない傑作が眠っているという素晴らしい事実を、文学愛に乗せて届けてくれる一冊。

  • おちょま

    短編集かと思って借りたら違ってた。文庫化されていないけれど、昔の文学全集に掲載されている本の紹介。作者の正直な感想が書かれていてこれはこれで面白かった。でも、紹介ばかりでじきに飽きて結局パラパラと流し読み。図書館で全集を順に読んでいくのも面白いかも。

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