Books

愛の徴-天国の方角

近本洋一

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062184045
ISBN 10 : 4062184044
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

17世紀のフランスで希望を求める旅に出たみなし子のアナ。近未来の沖縄で先端科学実験に参加した語学技官の鈴。それぞれの時代に生きるふたりは、やがて歴史に秘められた壮大な奇蹟へと導かれ―!?ヨーロッパの叡智の結晶に新たな解釈を見出す知の冒険!そして綴られる究極のロマンス!第48回メフィスト賞受賞作。

【著者紹介】
近本洋一 : 2012年『愛の徴―天国の方角』(応募時タイトルは『黄金の蛇、緑の草原』)で、第48回メフィスト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
「現実」と「虚構」の「面白さ」と「美しさ...

投稿日:2021/02/23 (火)

「現実」と「虚構」の「面白さ」と「美しさ」。 そしてそれぞれのクライマックスの「驚き」がミックスされた傑作。

Joe さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 雪紫

    17世紀フランス、病のディエゴ(実在の画家、ベラスケス)を治療したことでプロポーズされたアナ。2030年代沖縄、量子論研究に参加する鈴。2つの時代を繋ぐ愛の徴とは。量子論、まなざし、鏡、その他衒学趣味垂れ流し。ん、アナがディエゴに惹かれる過程見落とした?ギュスターヴの扱いが、とか乗るまで盛大に時間が掛かるものの、タイトル回収込みで作者の熱量に飲み込まれる・・・いや、量子論含めわからないのも多いけど。とりあえず鈴の彼氏、フランソワとの関係がラストのやり方といい気まずいまま空気に終わらないで良かったよ・・・。

  • よむよむ

    つ、疲れました〜 量子力学と17世紀のフランスが交錯して… 約600ページの二段組み。私にはちょっとハードルが高かったかなっ 

  • にこ

    第48回メフィスト賞受賞作品。正直、どこまで私に理解できたか疑問ですが、飽きずに最後まで読みました。量子力学を語られるとお手上げ気味でしたが、アナのお話は面白かったです。中でもジャンがお気に入りで、まだ結婚相手さえ居ないうちから孫を前に安楽椅子を揺らしながら語る自分を想像するところなんかおちゃめですよね。

  • 寧々子

    17世紀のアナの物語は赤革の本を介して銀の狼と会話するなど幻想的な要素が幾つもあり、2031年の鈴の物語は量子論が講義という形で説明され科学的な要素が含まれている。 ある意味、真逆な物語が交互に語られるのですが、どちらの物語も興味深く惹き込まれました。 けど、アナと鈴の物語が核心に近づけば近づくほど、物語は難しくなり読み解けなくなった。 歴史、科学、宗教、幻想などが渾然一体となった物語に哲学的要素が加わったせいかなぁ。 アナと鈴と一緒に悟ることができなければ物語の本質を知ることはできない気がした。

  • しろ

    ☆6 二段組で600ページ近いという重量感のある一冊だけど、語り口はスムーズで読みやすく、新人賞とは思えない。その分、もっと違う刊行の仕方はあったんじゃないかとも思うが、そこはいつもエッジの効いたメフィスト賞ってことで。17世紀フランスと近未来沖縄という組み合わせで語られる、美術だったり量子論だったり。量子論はなんだか魔法のようにファンタジックで物語のもとにも思える不思議で魅力的な学論だなぁ。若干読むのにだれたけど、まあ楽しめた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items