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宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会 集英社オレンジ文庫

辻村七子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086805223
ISBN 10 : 4086805227
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正義に連れられてみのる、良太、真鈴の3人は岡山へとやってきた。地元中学で教員をしている、正義の友人・谷本の案内で博物館を訪れるためだった。正義に惹かれている真鈴は、正義と谷本の関係が気になって? 中華街で中国人のクラスメイト、そしてヒロシと名乗る人物と体験した関帝誕。そして実家の裏のお屋敷で、リチャードと正義たちとの仮面舞踏会。母と会えないのは寂しさは募るが、正義とリチャードと過ごすたび、みのるの宝物は増えていく。みのるの世界が広がっていく‥! 珠玉の夏の物語。

【著者紹介】
辻村七子 : 9月24日生まれ。神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン大賞受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • カナン

    大人として守らなくてはいけないものが出来た時、覚悟はしていても疲れるよねぇ、うんうんわかるよ正義ってなる巻。前回からみのる君視点なので宝石自体に関する話は薄くなりますが、「面倒な存在」にならないように周囲の顔色を窺って、それでも苛まれる子供たちの哀しみと寂しさに寄り添い続ける正義とリチャードのブレのなさに救われる。みのる君が恋愛方面に鈍感なのはやっぱり…と思いつつ、その原因を乗り越えることが正義の人生の課題でもあるよねとも思いつつ、でももうあいつ出てきて欲しくないよぉぉぉ、って喚く自分の中の子供がいます。

  • ぽんすけ

    久しぶりに読んだので登場人物に一瞬うん?となったもののゴルゴ谷本が登場して嬉しかった。酒強いんすねwみのる視点で書かれた作品なので今時の中学生も何かと大変だなと。まぁみのるや真鈴、林にしても境遇が特殊なので実際は良太みたいな子が多いのかもしれないが。だけど会話のそこここで一瞬ヒヤッとする所が結構あって思わず考えさせられるなと。無意識の悪意って性質が悪いけど中々気付けないんだよね。気をつけねば。そしてヴィンス何をしれっとバイトしてるのか!しかも「ひろし」ってwジローとサブローも出てくるし最後あの人まで!

  • よっち

    地元中学で教員をしている、正義の友人・谷本の案内で博物館を訪れるため、正義に連れられて岡山へとやってきたみのる、良太、真鈴の3人。みのるが正義とリチャードと過ごす珠玉の夏の物語を描く第十三弾。正義に惹かれていて谷本の関係が気になる真鈴、中華街で中国人のクラスメイトやヒロシと名乗る人物と体験した関帝誕。そして実家裏のお屋敷でリチャードと正義たちとの仮面舞踏会。なかなか母と会えないことが気がかりなみのるに真摯に寄り添う正義がとてもらしいなと思いましたけど、リチャードや周囲の人々の優しさもとても心に沁みました。

  • mikarin

    いつもながらマイクロアグレッションについて考えさせられる。読んでいると色んな気付きがあります。三部はみのるくん目線だからこそ正義とリチャがふたりきりのときの空気が甘く濃密に感じられるのかも。聞いてはいけないものを聞いてる感じというか。

  • よっしー

    今回は前のシーズンで登場してた人物が沢山登場、懐かしさを覚える反面、どんな人だったかな…という人も中にはいて、人物紹介が欲しいと思ってしまいました。みのる視点の話だと正義がどこぞの超人かと思えてしまうのですが、リチャードと二人になると以前と同じ雰囲気になるので少し安心します(笑 中々、宝石にまつわるお話は出てきませんが、中学生という大人と子どもの狭間だからこその葛藤があり、3人の今後がまた楽しみです。正義の言うように、みのるには沢山の素敵な経験を通してゆっくりと大人になってほしいと思ってしまいます。

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