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芸術原論

赤瀬川原平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006021030
ISBN 10 : 4006021038
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2006
Japan

Content Description

芸術とは論じるものでなく、行なうものだ。この持論に基づき、六〇年代のネオダダ、千円札事件から八〇年代の超芸術トマソン、路上観察へ。絶えず人々を挑発し続けてきた著者が、ついに到達した侘び寂の境地にて最も根源的に「芸術」を再定義する試み。既成概念に風穴を開ける、赤瀬川流脱芸術の原点を示す名エッセー。

目次 : 1 芸術の素(考えことはじめ/ 波打つ偶然 ほか)/ 2 在来の美(在来の美/ セザンヌ筆触考)/ 3 脱芸術的考察(価値をつくる/ 自壊した絵画の内側 ほか)/ 4 路の感覚(アークヒルズのエントツ/ 『吾輩は猫である』の猫の子孫 ほか)/ 5 芸術原論(デュシャンからトマソンへ/ 芸術原論)

【著者紹介】
赤瀬川原平 : 1937年神奈川県生まれ。武蔵野美術学校中退。美術家、小説家、路上観察学会会員。60年、ネオダダイズム・オルガナイザーを結成し、前衛芸術活動を開始。64年、千円札模写作品を発表して起訴される。79年、尾辻克彦の筆名で小説『肌ざわり』を発表。84年『父が消えた』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC

    おかげですっかりトマソン視点で路上観察するクセがついてしまった。事実世間はトマソンの宝庫。良いのか悪いのか。

  • i-miya

    ジャイアンツ 助っ人外人 トマソン、ゲーリー・トマソン 彼の身に備わった無機能性の存在 芸術の価値だけの発見 P177 人類の才能の総量は一定 美術 イラストレーター コピーライター 別への移動 路上観察学会   P183 建築探偵団 藤森照信   林丈二   一木努   南伸坊   荒俣宏   四方田犬彦   とりみき  杉浦日向子 P190 霊南坂教会 三浦友和、山口百恵の結婚式で有名  P200 担当は根津から西片方面  

  • アマヤドリ

    面白かった!書き留めたいことがいっぱいありすぎてもう一度しっかり読みたいけど、またどんどん読んじゃうんだろうな。

  • ユ−スケ

    ずいぶん前の著作なのに、いまもってまったくさびれていない考え方に驚き 広く受け入れられるものではないかもしれないけれど、脈々と伝わるゲイジュツのひとつの根本なのではなかろうか

  • tama

    図書館本 赤瀬川ファン 今回も「!」一杯。言われてのけぞる「昔日本には芸術という言葉も観念もなかった」。カメラマンの「見出す力」は撮影技術どうこうより対象にハッとする予感を持つ能力。そうしてみると化学調味料まみれの料理(失敗したら砂糖をたっぷり入れる!も含む)、生音ではとても聞けないので、エフェクトかけまくる演奏、切って貼って色・明るさ編集まみれでドヤ顔の画像、受けるコツだけで描いた絵・・・そんな「作品」達は単に迷惑なものに過ぎないんだね。職人のここぞという技かぁ。がんばらにゃあ。

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