Books

生物に学ぶイノベーション 進化38億年の超技術 Nhk出版新書

赤池学

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140884409
ISBN 10 : 4140884401
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan

Content Description

厳しい生存競争を勝ち抜いてきた生物たちの超技術を、研究・開発に活かす動きが近年急速に盛り上がっている。真正粘菌からハダカデバネズミまで、三八億年の進化の過程をとおして、驚くべき技術を身につけてきた生物たちは、まさにイノベーションの先生だ。この分野を長年見てきた著者が、生物進化の不思議を読み解きながら、「新発想のヒント」を記す。

目次 : 序章 生物から学べることは無限にある/ 第1章 生物の形をまねる/ 第2章 生物の仕組みを利用する/ 第3章 生物がつくったものを活用する/ 第4章 生物そのものを扱う/ 第5章 生態系に寄り添う/ 終章 生物の進化が教えてくれること

【著者紹介】
赤池学 : 1958年、東京都生まれ。科学技術ジャーナリスト。ユニバーサルデザイン総合研究所所長。筑波大学生物学類卒業後、科学技術分野を中心に幅広く執筆や評論を行い、商品、施設、地域開発をはじめ、生活者重視社会、循環型社会を構築するための活動を積極的に実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
蓮の葉やベラの葉を代表とする超撥水技術や...

投稿日:2021/04/12 (月)

蓮の葉やベラの葉を代表とする超撥水技術や、香り成分で天敵の青虫から自らを守るキャベツなど、人間もついマネしてしまうような素晴らしい技術を持った生物たちが紹介されています。

50バッテリあ さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kana

    時々日常のもやもやを超越した人類とか生態系とか持続可能な世界とかを考えたくなる。そんな需要を満たし、知的好奇心を刺激しながらも、生物規範工学について明瞭にまとめ上げた本書は新書として必要十分な良書であると思います。一時期話題になったSPEEDO社のサメ肌水着に始まり、ヘビ型ロボット、クマと鮭と植物が織りなす生態系の維持に潜む仕組みの活用までこんなに事例があるのかと驚きます。生物を参考に技術を突き詰めると、最終的に持続可能な社会にあるべき技術の形を考えることに繋がり、非常に意義ある試みだと思いました。

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ)

    今後の世界の在り方について、生物学の観点から考える材料になり得る。 終章「生物の進化が教えてくれること」の中の生物の出産方法とリエンジニアリングとを関連付けた論がとても面白い。 >生物に学ぶ科学観の本質は、すでに形になった知識の体系を網羅的に学ぶことではなく、私や社会や未来のための知恵の宝が自然界のどこに埋まっているかを嗅ぎ分け、自分の頭で考える「直感と論理に裏付けられた科学的思考力」を養うことにある。

  • Yuki

    TEDでバイオミミクリーのスピーチを聞いてから興味を持ち購入。生物模倣技術(バイオミミクリー)系の本では値段やビジュアルや本のサイズを考慮して日本語で出されてる本の中では一番オススメだと思います!

  • izw

    生物を規範として開発されている驚異の技術を以下の5つのカテゴリに分けて紹介している。1.生物の形をまねる、2.生物の仕組みを利用する、3.生物がつくったものを活用する、4.生物そのものを扱う、5.生態系に寄り添う。自然が長い時間かけて進化させてきた機構には、まだまだ奥深いものがることを考えさせられます。

  • Lagavulin

    ヨーグルトの蓋を舐めていた頃が懐かしい。そう言われればいつの間にか舐めなくなっていた。蓮のおかげだったのか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items