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下級国民a 幻冬舎文庫

赤松利市

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344434141
ISBN 10 : 4344434145
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

1

【著者紹介】
赤松利市 : 1956年香川県生まれ。2018年「藻屑蟹」で第一回大藪春彦新人賞を受賞しデビュー。20年『犬』で第二十二回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 私は著者の赤松利市氏とはSNSを通して交流している仲だ。そんな氏の初のエッセイが文庫化となったので早速読んでみた。かつては全国の12カ所ゴルフ場の管理をする会社を立ち上げ年収2400万円もあった男がそれを破綻させてしまい土木作業員へと変わってしまうのだ。土木作業員から除染作業員、そして最後は本書には掲載されていないがホームレスへと身を落とす。まさに坂道を転げるようにとはこのことだ。赤松利市は他人におべんちゃらを使ったり、融通が利かない性質の男なのだ。如何に人間とは金に振り回されやすいのかが分かると思う。

  • ω

    東日本復興の小説は利市っつぁん幾つかあったけど、これはエッセイ。すべて実話なんですってω (読んでる間は小説かと思ってた)

  • lily

    年収数千万のゴルフ場経営者から東日本大震災の復興事業に関わったのち、「住居不定無職小説家」に転落するまでの半生を洗いざらい綴っていく。とくに除染作業に従事するときの同僚の無学さ(興味の対象はパチンコと風俗とスマホゲームだけ)に辟易する場面は、非正規雇用者の苦悩に満ちていてめちゃくちゃリアル。ただここで辛酸舐めてきた経験が、のちに切れ味抜群の小説を生み出すのだから、無駄な経験などないのだろう…と思う。エッセイも含め、赤松利市にハズレなし。

  • のじ

    震災の関係で仙台に少しだけ居た時期があったんだけど、ほぼ同じころの話かなー。その後も何度か宮城県方面を訪ねて、次第に復興が進んでいるのを感じたものです。その裏でこんな感じのことが、まあ国が業者を使って工事なんかを行う以上起きるのだろうけれど、なんだか生々しく描かれていて、複雑な気分になってしまいました。除染はまだ終わっていないし、原発の処理もいつ終わるんだろうっていう状態で、今でもこんな感じのことが続いているのかと思うとなんだかなあ・・・と思います。

  • メグ

    東日本大震災後の復興バブルのため、東北入り、そこで除染作業に関わって劣悪な環境や、過酷な仕事を経験してきた作者の実話のようでした。あまりないタイプのお話でしたので、興味深く読みました。いつまでも逃げ出さずに懸命に仕事する作者にいつまでも降りかかってくる難題。すごい世界だった。

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