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日独冷戦秘史 東独機密文書が語る歴史の真実

赤川省吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766427714
ISBN 10 : 4766427718
Format
Books
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

・東ドイツの膨大な機密文書が明かす「歴史の空白」!
・冷戦下、東ドイツの工作員が日本の政財界、メディアと接触し、産業スパイを繰り広げていた実態が明らかに!
・強権国家との情報戦・科学技術競争の実態を日本人に突き付ける!

旧東ドイツの膨大な機密文書や元政府高官へのインタビューをもとに、東西ドイツ分裂から統一までの東ドイツの対日工作を明らかにする労作。ココム規制に違反する半導体技術移転事件をはじめ、冷戦の本質を見誤り、産業スパイに絡め取られていった日本政財界の実態を明らかにする衝撃の書!

【著者紹介】
赤川省吾 : 政治学博士(ベルリン自由大学オットー・ズーア政治学研究所)。ベルリン自由大学歴史・文化学部非常勤講師。日本経済新聞社欧州駐在編集委員。学歴:1994年慶應義塾大学経済学部卒(経済学士B.A.)、2016年ベルリン自由大学政治・社会学科修士課程修了(政治および戦後ドイツ史専攻、修士号M.A.)、2019年ベルリン自由大学付設オットー・ズーア政治学研究所博士課程修了(政治学博士号Dr.rer.pol.)。職歴:専門は欧州政治、日欧関係史、戦後欧州史。欧州全域の政治家やセントラルバンカーに幅広い人脈を持つ。1994年日本経済新聞社入社。欧州総局長などを経て2025年より欧州駐在編集委員。ジャーナリストの傍ら、母校のベルリン自由大学で非常勤講師。講義をドイツ語で受け持ち、公文書などの一次史料や政策当局者・からの聞き取り翻査をもとにした学術研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • お抹茶

    知られざる東独の国家ぐるみの対日本工作を調べた力作。政財界の大物を籠絡し,東芝や三井物産に不正輸出をさせていた。半導体不足の突破口のため,ココムの規制を破り,密輸を促した。まず社会党に接近して失敗すると,その後は自民党に接近。カリ輸出を巡り,河野一郎は自身の息のかかった東京食品に便宜を図らせようとした。日本の財界はSED支配の独裁国家を甘く見ていて,商機に目がくらんでいた。日本にとって東欧は輸出市場という位置づけで,貿易の利益のほうが国家の安全保障よりも大切だった。東独は日本を礼賛して親独感情を利用した。

  • みんな本や雑誌が大好き!?

    東芝の子会社東芝機械のココム違反は、本書でも指摘されていますが、本家本元の東芝そのものがココム違反を承知で、さまざまな半導体技術を東独に売り渡していたのです。その手口たるや……。中曽根政権が発足し、アメリカからのココム違反追及の声が強まり、やっと日本政府も本格的な調査に乗り出して、制御されるようになったものの、それまでは外務省・通産省や警察の警戒心も薄く、東独側はやりたい放題とまではいかなくても、慎重にやりさえすれば希望は叶い、事実上の「ノーズロ」状態だったようです?その秘密の舞台裏を明らかにした労作。

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