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地域からつくる 内発的発展論と東北学

赤坂憲雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894348660
ISBN 10 : 4894348667
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生涯をかけて「内発的発展論」を追究した社会学者・鶴見和子(1918‐2006)が、鶴見に背中を押され「東北学」へ踏み出した赤坂憲雄との対話のなかで、死の3か月前に語り遺したこととは何か。東日本大震災を経て、地域社会の解体と、自然と人間との関係の苛烈な再編成に直面しているわれわれが、いま一度、地域に立脚した未来像を描く方途を探る。

目次 : 序論 三・一一以後の鶴見和子論のために/ 第1部 対談 内発的発展論と東北学(なぜ、東北へ赴いたのか/ 「漂泊と定住」の枠組の解体/ 「東北」はひとつではない/ 地域から国境を越える)/ 第2部 柳田国男から東北学へ(柳田・民俗学・東北/ 柳田国男から内発的発展論へ―『鶴見和子曼荼羅4 土の巻』解説)

【著者紹介】
赤坂憲雄 : 1953年生。学習院大学文学部教授。福島県立博物館館長。遠野文化研究センター所長。1999年、責任編集による『東北学』を創刊

鶴見和子 : 1918年東京に生まれる。39年津田英学塾卒業、41年ヴァッサー大学哲学修士号取得。65年ブリティッシュ・コロンビア大学助教授、66年プリンストン大学社会学博士号(Ph.D.)取得、69年上智大学外国語学部教授、同大学国際関係研究所所員(〜89年。82〜84年同所長)を経て、上智大学名誉教授。専攻、比較社会学。95年南方熊楠賞受賞。99年度朝日賞受賞。幼少より佐佐木信綱門下で短歌を学び、花柳徳太郎のもとで踊りを習う(20歳で花柳徳和子を名取り)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • AR読書記録

    3.11後に書かれた序章から始まるけれど、それよりずっと前に行われたシンポジウム及び対談から成る。という構成から、読み終わった後、3.11により「内発的発展」或いは外部からの(ボランティアでも公的なものでも)働きにより、共同体を、社会を組み直し、目指す方向を決め、動いていかねばならなくなった東北に対して、著者はどう考えているんだろうか、と、もう一度序章を読むことになった。そしてそこはまた別な本(『震災考』)を読まねばならないようだ。しかし、鶴見さんかっこいー。「なのよ」「だわね」の口調もかっこいー。

  • AnoA

    ★★★★★

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