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「もしもあの時」の社会学 歴史にifがあったなら

赤上裕幸

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480016751
ISBN 10 : 4480016759
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史にifは禁物だと言う。だが、そうか? この思考により、過去をよりよく理解し、歴史に埋もれた可能性を掘り起こすことができる。その可能性を説く意欲作!

【著者紹介】
赤上裕幸 : 1982年生まれ。京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、防衛大学校人文社会科学群公共政策学科准教授。メディア史、社会学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 「歴史のif」を論じた社会学の本。架空戦記やよしながさんの大奥等も取り上げられ、歴史修正主義や新しい教科書をつくる会が元気だった頃は、架空戦記も元気だったので、アレは歴史修正主義の亜種ですみたいなのはどうじゃろな…。論を詰め切れてない感じ。そら妄想は誰でもするんでは。よくある本能寺の原因はこれですな本も歴史修正主義なのか(困惑)…ところで筆者の年齢的に避けて通れないはずの大サトーへの記述が皆無なんですが、あえて避けたの???どうなってんのそこんとこ。巻末の歴史改変小説一覧が一番面白いまであるなこれ。

  • rosetta

    もしもあの時〜だったら歴史は変わっていただろうとは誰もが楽しむ空想ではあるまいか。クレオパトラの鼻が低かったらとか。SFや架空戦記などフィクションでは多くの作品があるが、それを学問的に位置付けようとする試み。歴史学の手法で過去を見直すとき過程を変えることで事柄の重要度が分かる。例えばコロンブスがいなくてもいつかアメリカ大陸にヨーロッパ人が到達しただろう。そうした仮説を紹介するのではなく学問としての成立を扱っているのでコンビニ本みたいな興味を満足させてくれる本ではない。しかしこの人の架空戦記のファンなのかな

  • さとうしん

    「反実仮想」をキーワードに、『高い城の男』や『紺碧の艦隊』といった欧米・日本の歴史改変小説から、ファーガソンの『仮想歴史』といった学術的分析まで幅広く扱う。『一九八四年』のような未来小説も、ある時点で「過去」の事象を扱った小説へと変容するというが、「そうはならなかった未来」どころか部分的に「そうなりつつある未来」を示しているという評価のある堺屋太一『平成三十年』も俎上に挙げて欲しかったところ。

  • DEE

    参考文献はかなりの数だけど、この本はそれらの書評なのか?と思ってしまう。 あちこちから引用して繋いだだけという印象が否めない。 面白そうなタイトルなだけに残念だけど流し読みで終了。

  • ふるい

    面白かったです。歴史のifの可能性をただの思考ゲームとして考えるのではなく、学術的に捉える試みがあるとは知らなかった。巻末の歴史改変小説一覧も参考になる。

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