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ISBN 10 : 4334046134
Content Description
第二次世界大戦後の連合国による日本占領期、GHQ民間情報教育局(Civil Information and Education Section)は「ウォー・ギルト・プログラム」を実施した。文芸評論家の江藤淳はこれを「日本人に戦争の罪悪感を植え付けるための政策」と位置づけ、以後、保守論壇では「洗脳」言説が支持を広げていったが、それは学術的な根拠に基づくものではない。この政策はどのように立案・実施され、日本人はどう関わったのか。日本人は戦争とどう向き合い、その心理は時代を経てどう変わったのか。一次資料やBC級戦犯を主題にした映像を通じて、米国側の思惑と、日本側の受け止め方を明らかにする。
目次 : 第1章 なぜ「ウォー・ギルト」なのか(占領開始時の日米軋轢/ 「ウォー・ギルト」を理解させねばならない)/ 第2章 戦争の真実が知りたい―「ウォー・ギルト・プログラム」第一段階(「対日心理作戦」と「ウォー・ギルト」/ 「太平洋戦争史」/ 『真相はこうだ』/ 転換点を迎えた「ウォー・ギルト・プログラム」)/ 第3章 戦争から日常へ―「ウォー・ギルト・プログラム」第二段階(『真相箱』の変化/ 映像で発信された「ウォー・ギルド」/ 幻の第三段階)/ 第4章 「ウォー・ギルト」の本質に向き合う(改めて「ウォー・ギルト」とは何か/ 民間史料局のクリッピング史料/ 日本人と「ウォー・ギルト」/ 「ウォー・ギルト」の本質/ そして民主主義思想の啓蒙へ)/ 第5章 映像の中のBC級戦犯―戦後の「ウォー・ギルト」を追う(戦争の犠牲者としてのBC級戦犯観/ 2000年代の戦犯映像/ 罪に向き合う戦犯)
【著者紹介】
賀茂道子 : 名古屋大学大学院環境学研究科・特任准教授。名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は日本政治外交史、占領史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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樋口佳之
読了日:2022/07/20
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読了日:2022/08/28
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