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個人的なことは社会的なこと

貴戸理恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791774135
ISBN 10 : 4791774132
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

その生きづらさの理由は、あなたの中にではなく、社会のほうにあるかもしれない。自分の大変さは、あの人の大変さと地続きかもしれない―。毎日のニュースをもう少し丁寧に、じっくり考え、足元から社会を変えてゆくための手がかりを探った、8年間の思考の記録。

目次 : 若者の生きづらさは財産/ 教育は万能ではない/ 就職活動での生存戦略/ 「リアル選挙」をもっと語ろう/ 派遣拡大、どう批判するか?/ 多様な「結婚」認める社会に/ 発達障害、周りで受け止める/ 子どもを守れる職場を/ 「お客さまは神様」でいいのか/ 日本の「個性」、何か変〔ほか〕

【著者紹介】
貴戸理恵 : 1978年生まれ。関西学院大学准教授。「生きづらさからの当事者研究会」コーディネーター。専門は社会学、「不登校の“その後”研究」。アデレード大学アジア研究学部博士課程修了(Ph.D)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    【「私」という個人から出発して、「私たち」とつながり、その向こうに「社会の問題」を見据える】毎日のニュースをじっくり考え、足元から社会を変えるための手がかりを探った、8年間の思考の記録。<「私」の持つもやもやとした違和感や、ついていけなさ、しんどさ、怒りなどのさまざまな思いは、取るに足らない些細なことでは決してなく、この社会に対する重要な批判精神の表れかもしれない/その漠然とした思いが対話の中で言葉になるとき、「私」が生きやすくなることと「社会」を変えていくこととを、連続線上に並べられるようになる>と。⇒

  • かめぴ

    題名からして大きく頷く。個々がネガティブに感じでいる事は、社会にも通ずる。日本も少しずつ変わっていってるとは思うが、まだまだだなぁという感じ。仕事におけるトリック、頑張れば…(ゲーム性)お客様の為に…(奉仕性)仲間サイコー…の(カルト性、サークル性)ほんと怖い。ちなみに我が勤務先ば宗教性が高い。。

  • Narr

    東京新聞に連載されていた時評をまとめたもの。自分が感じたことのある「常識」や「世間」、そして何より「自分」への違和感と接続するトピックが多く、救われる捉え方もあった。理想的に「こうあるべき社会」が語られる他方、その実現方法は詳細には語られないきらいがある。問題を拾うのが仕事の社会学らしいと言えばそうだが、未消化感が残る読者もいるかもしれない。政治批判に軸足を置きつつ、足元の他者との対話やケアの必要性も感じた。その点においてやはり、社会問題を社会で共有する難しさが眼前に立ちはだかる…。

  • 江藤 はるは

    足元が照らされました。

  • almond

    認め合う社会、世帯や誰かの妻としてでなく一人一人の生活が保障される社会がいい。根本にあるのは人は弱くて依存し合っているということ、生活の真ん中にあるはずのケアが追いやられていることによる弊害。もう十分じゃないか、と諦めさせられていて、諦めても自分に影響がない人は言う。しかしこの本を読めば今も苦しみ、命を絶つ人や生きている心地がしない人がいて、それは隣にいる人か、未来の自分かもしれないと気づく。「適応指導」を目指す学校、職場、日本社会がむしろ、新しい時代に「適応」できていないのでは、との指摘で世界が反転する

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