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ISBN 10 : 481580690X
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アジアから問い直す―奴隷国家から移民国家へ。しかし、そこには「中国人問題」が存在した。南北戦争後の国家と社会の再編のなか、帝国的拡大と人種や性や労働の問題が交錯する“アメリカ人”の境界画定の動きを鋭く読み解き、アメリカ史像の核心をうつ。
目次 : 第1部 南北戦争・再建期の「中国人問題」―移民流入〜一八八二年(移民と「苦力」―奴隷解放期のグローバル・ヒストリー/ サンフランシスコの民衆世界と排華暴動/ 連邦政府の中国人移民政策―一八六八年バーリンゲイム条約から一八八二年排華移民法へ/ “アメリカ人”の境界と中国人移民―風刺画のなかのネーション・セクシュアリティ・人種)/ 第2部 排華移民法成立以後の「中国人問題」―一八八二〜一九〇六年(労働騎士団の結社の文化と「中国人問題」―一八八五年ロックスプリングズ暴動/ 世紀転換期の中国人移民政策の変容―“アメリカ人”の境界の帝国的再編)/ 結語 アメリカ合衆国における「中国人問題」の歴史的意義
【著者紹介】
貴堂嘉之 : 1966年東京に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。東京大学教養学部助手、千葉大学文学部史学科助教授を経て、一橋大学大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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