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蔦屋 文春文庫

谷津矢車

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922849
ISBN 10 : 4167922843
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

引退を決意した地本問屋・丸屋小兵衛の元を一人の若い男が訪れ、「一緒に世間をひっくり返しましょう」と、破天荒な申し出をする。彼こそが、飛ぶ鳥を落とす勢いの版元・蔦屋重三郎だった。気鋭の戯作者や絵師を起用し、常に新しいものを追い求めるが、時代の流れは予期せぬ方向へ―。蔦屋の波瀾万丈人生を描く傑作歴史長編!

【著者紹介】
谷津矢車 : 1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒。2012年、「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年に『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー、2作目の『蔦屋』が話題となる。18年、『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    著者自身による「文庫版によせて」が、まず面白かった。「わたしはずっと、本作『蔦屋』が嫌いだった」という。幅広い見方、切り口がある蔦屋を表現するのは難儀だったろう。周りの登場人物の方が生き生きと感じる描写もあった。歌麿や”本屋の先輩”丸屋小兵衛が、何とも魅力的で惹きつけられた。今年のNHK大河ドラマに取り上げられる流行りに乗るわけではないが、実に”蔦屋”は面白い。「本作は、”蔦屋もの”を形作る水滴の一つにすぎない」との著者の独白にも納得。もっともっと蔦屋を知りたくなった。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    (2024-179)【図書館本-121】この著書は初読み。来年の大河ドラマの主人公が蔦屋重三郎という事で手に取った本。引退を決意した日本橋の地本問屋、丸屋小兵衛の元に現れた版元、蔦屋重三郎。二人がタッグを組んで江戸の町に新しい書を出そうと奮闘する。蔦屋という人物は稀代のアイデアマンであり、名プロデューサーだったのだなぁ。松平定信の出す出版統制に懸命に立ちはだかろうとする場面が良かった。来年の大河ドラマでどう描かれるのか楽しみだ。★★★+

  • あらたん

    大河から。ドラマとはちょっと違う第一印象の蔦重。でも反骨精神は同じか?庶民から見ると賄賂があろうと田沼の方が活気があって良かったんだなあと。改めて見ても緊縮と統制の寛政の改革は経済を萎縮させてデフレを呼ぶだけで成功はしないよな。借金があるならインフレさせた方が良いのにね。

  • はつばあば

    NHKで放映中の蔦重、ちらっと宣伝で見て「あらまぁチャラ男さんじゃ・・」なんて思ったので実際はどうなんだろうと。まぁ生きてはらへんもんね好きにできます。河治和香さんの「国芳一門浮世絵草紙」1巻から5巻まで楽しく読ませてもらった時の事を思い出して売り手がなけりゃあかんわなぁと。これは谷津さんの作品ですが蔦重を地本問屋・丸屋小兵衛を通してよくも悪くも書かれている。「今を生きる」という言葉が一番あてはまりそうな人物じゃないでしょうか。一番の災いの元は松平の殿様?。子供の頃は田沼は悪で・・なんて思ってたけど・・。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    登場人物は華やかだし、大河ドラマにはピッタリの題材だろう。しかし小説としてはなにか物足りなさを覚えた。偉そうなことを書いて申し訳ないが、中盤以降の盛り上がりに欠ける気がした。もっと松平定信はじめ書店を弾圧する側のあくどさ、いやらしさを強調すれば読み手の感情も弥が上にも盛りあがっただろうにと少し残念であった。そう、池井戸潤氏のようにヒール役を際立たせてほしかった。偉そうなことを書いてゴメンナサイ。m(__)m

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