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歴史通

谷沢永一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784898315224
ISBN 10 : 4898315224
Format
Books
Publisher
Wac
Release Date
April/2004
Japan

Content Description

なぜ日本人は「部下をかわいがるのか」「明治維新をスムーズに成し得たか」。そこには「知恵」システムが働いていた…。著者の歴史観、また日本人論をめぐって、その枠組みを要約した試みの書。

【著者紹介】
谷沢永一 : 関西大学名誉教授。昭和4年、大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。専門は日本近代文学、書誌学。社会評論にも幅広く活躍。サントリー学芸賞、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞、2004年には『文豪たちの大喧嘩―鴎外・逍遙・樗牛』(新潮社)で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あつ子🐈‍⬛

    実家の本棚発掘本。谷沢センセの凛とした文章好きだな。 「私見によれば、現代のわれわれ日本人の心の底に脈々と流れている感受性、メンタリティが形作られたのは、応仁の乱以後というよりも、武家階級の勃興に源を発すると考えている。源義家以来、古代貴族に代わって京都を制圧し、関東と京都を両睨みできる鎌倉に幕府を開くに至る、武家社会の流れの中で、わが国民性は培われたものと考えられる。その培われた精神の最後の集大成こそ、北条泰時の『貞永式目』であろう。」

  • Honey

    なるほど、歴史とはこう読むものか! と、膝を打ちたくなる本です。 そして、そういう歴史を生きてきた我々日本人の性格って…そうだったのかも! いろいろ目から鱗で面白くて…そしてこういう理解の上に、これから私たちはどう進もうか、と考えていく土台となるような視点をもらった気がします。

  • naoto

    渡部昇一の本を読んでて、対談とかよくやってたんで買ってみた。渡部昇一と意気投合する人なので、やっぱり合うな。太平洋戦争開戦の、「一億総懺悔」は大いに賛同した。

  • Char

    「人間通」は座右の書の一つで、タイトルが似ている本書にも期待。右・左のいろんな主張がある中で、左気味の戦後の歴史観を補正するような主張でとてもすっきり。当然、左向き過ぎているところから右に戻す作業なので、人によっては?かもしれないけど、一人の日本人としては読んでおいて良かった、と思います。後半は政治談義になってしまってイマイチ面白くなかったけど、学校で近現代史を学ぶ時間が短いのはやはり問題だなぁとは感じさせられました。

  • keita

    流れを知ることは重要。国会議院のこれまでの主張や所属の変遷を勉強しようと思った。

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