Books

映画人が語る 日本映画史の舞台裏 配給興行編

谷川建司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864051521
ISBN 10 : 4864051526
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan

Content Description

商品としての映画に対価を支払ってもらうには、撮影現場を離れた後も多種多様な戦略を講じる必要がある。―光学特撮や現像のスペシャリスト、コピーライター、営業・宣伝担当者、劇場支配人など、作品の仕上げから観客に供されるまでの仕事に携わってきた15名の映画人へのインタビューで語られるさまざまなエピソードを通して、日本映画史を捉え直す!

目次 : 第1部 作品を仕上げる仕事(『ウルトラマン』から『乱』まで、光学合成のスペシャリスト(中野稔/光学合成)/ 東映京撮から東映動画の編集者へ(千蔵豊/編集)/ 東映動画の海外制作システム構築へ(蕪木登喜司/演出家・制作)/ 映画からテレビまで、現像を支えた東洋現像所(奥村朗・須佐美成/現像技師))/ 第2部 作品を送り届ける仕事(作品の魅力を伝える言葉の力(関根忠郎/コピーライター)/ 横田永之助の息子として、大映の営業マンとして(横田良之助/映画配給営業)/ スター像をファンに届けた雑誌『近代映画』(小杉修造/映画雑誌編集者)/ 黄金期の映画界と芸能雑誌の時代(高木清/元『平凡』編集長))/ 第3部 企業の生き残りをかけて(永田大映から徳間大映へ繋いだ労組委員長(山本洋/プロデューサー)/ 大映の凋落と永田雅一(安倍道典/大映テレビ社長))/ 第4部 配給・興行の仕事(満洲映画協会から洋画配給へ(緒方用光/映画配給)/ 独立プロから名宣伝部長、そしてプロデューサーへ(原正人/宣伝・プロデューサー)/ 地方都市石巻で洋画上映館経営者として活躍(稲井峯弥/映画館支配人)/ 特撮ファン文化を醸成した劇場、伊丹グリーン・ローズ(山冨真治/劇場支配人))

【著者紹介】
谷川建司 : 早稲田大学政治経済学術院客員教授。映画史、大衆文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 富士さん

    お世話になっている方々の本。制作ばかりに目が向きがちな映画・映像研究において、プリプロ・ポスプロ、配給・宣伝、興行などに注目したインタビュー集です。谷川先生の序にあるように、映像産業存立に不可欠であるにもかかわらず、これまで一部の著名人を除いて、これらの人たちの仕事への本格的な調査と研究は見られませんでした。これは一般のいびつな映像作品、産業観を反映してもので、とても不健全かつ有害なものだと思います。個人的には、映画とテレビの歴史をつらぬく大映関係者へのものと木村先生の東映動画関係者へのものが出色です。

  • Kolon

    本書は、映画の映像には余り現れない分野を担っていた映画業界人のインタビュー集だ。 一部技術系の方々の発言もあるが、多くは配給、宣伝、映画会社、映画館の館主等が登場する。 映画産業がピークを打ち下降し始めた頃に映画業界に入った人たちが多いため、映画会社の再編や、それに伴う様々な業界変化の中で生きてきた人たちの証言である。 手垢にまみれた仕事の様子が生々しく語られているが、エネルギーが高かった時代を感じさせてくれる本だ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items