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詩人の声をきいた木

Shuntaro Tanikawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763019035
ISBN 10 : 4763019031
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    私が生まれる前からそこにあった一本の木。どこかからやってきた種が硬い殻を破って、大地に根を張って少しずつ枝葉を広げた。朝の光も夕の光もいつもそばにいてくれた。ただ静かに見つめていた。風に梢が耐え忍んでも、ほほえむことができたのは星空のおかげ。雪を背負っても、きらめくことができたのは青空のおかげ。動を求め、言葉を探す私たちの哀しみを、動のない、言葉もない大きな希望で包み込んでくれた。うつむいて、うつむくことで、詩は生まれてくる。ひとりぼっちもしあわせ。みんなといるのもしあわせ。聴こえるよ、喜びのざわめきが。

  • ぶち

    朝、昼、夜という時間の流れに、あるいは季節の移ろいに、丘の景色は様々に変化しますが、太い幹と大きく伸ばした枝を持つ一本の木は、その丘の上で堂々と立ち続けています。 谷川俊太郎の詩、「ほほえみ」が添えられています。 "ほほえむことができぬから 青空は雲を浮かべる ほほえむことができぬから 木は風にそよぐ" が、胸をうちます。この木をライフワークとして何年も撮り続けている写真家 加賀見博明氏だけが、木の微笑みを受け止め。我々に届けてくれました。自然の声を聴くことができる写真家の感性に驚嘆すると同時に感謝です。

  • 東谷くまみ

    むむむむ……これはちょっと違うんでないだろうか。これだけ写真に力もストーリーもあるのに、谷川さんの詩を切り貼りする必要はあったのだろうか。しかもたくさんの詩の中からぽこぽこと一部分を切り取って。これじゃ二人の作品に失礼なんじゃないかなぁ😥

  • たまきら

    夫が借りてきた本。写真と詩の本は世に数あれど、これほどシンプルな写真とことばでできた一冊もない気がする。大地にぽつんと立つ一本の木。べつに堂々たる大樹でもないのだけれど、冒頭の写真家の言葉によると過酷な体験を経て今も立っているらしい。28-29を何度も何度も眺めた。こういう気持ちで毎日を過ごしている自分を、谷川さんがさくっと語ってくれた気がする。生き延びることの素晴らしさをかみしめられる素晴らしい本でした。

  • ちえ

    一本の木の一年間の写真、それに添えられた谷川俊太郎の言葉。木の写真が素晴らしい!最後に言葉の出典の詩のリストでは、我が家にもある詩集がいくつも載っていて、読み返したくなったなぁ📖◆読友さんのレビューに引かれて図書館にリクエストしたら、購入してくれた😊

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