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老舗酒蔵のまかないさん 初夏の梅酒と七輪焼きの炙りイカ 富士見l文庫

谷崎泉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040743189
ISBN 10 : 4040743180
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人に慕われる青年・響の酒蔵は、三百年続いた老舗。だが数々の難題が。目下、重要な収入源である梅酒の仕込みが人手不足だ。そこに現れたのが、世慣れない乙女・三葉だった。響の役に立とうと、一途に勤める彼女は周囲に認められ、まかないも担うことに。ふわふわ玉子焼き、採れたてトマトの胡麻酢和え、五目いなり。三葉の絶品料理と前向きな言葉の“おまじない”は、響や杜氏の背中を押す。信頼を培っていく二人だが、三葉には不可思議な点が―?そんな中、響と三葉が挑んだ花火大会での販売が転機になり…!?

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aoringo

    傾きかけた老舗酒蔵に突然やってきた三葉。働き者で天真爛漫な彼女のおかげで、みんなに笑顔が生まれる。あざとくなりそうな三葉のキャラクターが嫌味がなくて良い。元気をもらえました。日本酒はあまり飲む機会がなかったけど、一夜干しのイカとお酒で飲んでみたいな。続きも楽しみ!

  • タイ子

    下戸の私にとって酒蔵を舞台に奮闘するお話はお酒には酔わないけど物語には酔えます。経営状態はアップアップ状態の山間の酒蔵。祖父の代から何かと事情を抱えて今日まで次男・響が引き継いできた。ある日、突然現れた三葉という女性。見かけは子供、実年齢は22歳という不思議な女性。彼女の仕草、行動は読んでるだけで微笑んでしまう何とも魅力的な存在。先が読めない経営状態の中で三葉が酒蔵の仲間たちにも新鮮な風を吹き込んでくれる。初夏の梅酒作り、東京への販路拡大の営業、苦労はいつか花が咲き実になる。好きだなぁ、この作品。

  • ぶんこ

    300年続いた老舗酒蔵が、多角経営の失敗から債務超過となり経営危機に。経営者だった兄が失踪。弟が戻ってきたものの、兄が戻るまでの腰掛けのつもり。そこに少女三葉が現れます。少女にしか見えないが22歳でお酒が大好き。若き杜氏秋田さんの造る日本酒の美味しさに、売れないのがおかしいと酒蔵の皆と一致団結して売り出す様子が可愛いやら健気でほのぼの。三葉の兄の「『豊かである』とは、財を築くだけでいいのか。皆が笑ってしあわせに暮らせる方がいい」からと、「奉公先の皆さんが笑顔になれるようないいことを」と送り出したのが素敵。

  • なっぱaaua

    経営上窮地に陥った老舗日本酒蔵に今風で無い女の子が現われて若い蔵人たちと蔵の再建を目指す話。酒蔵をベースとした小説はそんなに多くは無いかなと手に取りました。優しい気持ちになれますね。繁忙期では無い夏の時期、酒造りをしていない時期に蔵人が何をしているのかがよく表現されていました。特に呑み切りの話なんてなかなか描かれることは無いですね。三葉の言動を見ているときっとアレだよねって早い段階で気付きますが、エピローグでまさかの「紹介所」という組織が設定されている事に笑った。お酒造りがまだなので続刊ありますよね。

  • Nyah

    これは面白い。/老舗酒造の響は、祖父・父が社長だったが、代替わりした兄が事業を広げ失敗し行方を晦ました後に、帰ってきた。杜氏の秋田が頑張って良い酒を作っており、梅酒の時期には良い収入源となるため総出で仕込みをしている。そこへ突然現れた三葉を手伝いとしてうちに入れる事になる。あまりに世間慣れしてない三葉は家事が得意で料理も上手。お酒も大好き。響は海老名と話し、秋田が作った酒を売ろうと積極的になる。 そして三葉が関わると良い方向に流れていく。次も読みます❗️三葉は‥‥が正体

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