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東京下町の前方後円墳 柴又八幡神社古墳 シリーズ「遺跡を学ぶ」

谷口榮

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787720337
ISBN 10 : 4787720333
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

映画『男はつらいよ』で有名な東京都葛飾区柴又で、まるで「寅さん」のような帽子をかぶった人物埴輪がみつかった。古墳の石室を造る石などない、人など住んでいなかったと思われてきた東京低地に、なぜ前方後円墳が造営されたのか、なぜ寅さん埴輪が出土したのか、古墳時代の東京下町を見直す。

目次 : 第1章 寅さんが出土した?(「寅さん埴輪」の出土/ 江戸・東京の下町と東京低地/ 柴又八幡神社古墳の発掘/ あらわれた前方後円墳/ 「寅さん埴輪」と被葬者/ 東京下町の古墳時代)/ 第2章 柴又八幡神社古墳の発掘(柴又の鎮守様/ 古墳の発見/ 社殿改修と調査/ 市民と共同の学術調査)/ 第3章 あらわれた前方後円墳(景観の復元/ 墳丘の確定/ 石室の推定)/ 第4章 「寅さん埴輪」と被葬者(円筒埴輪と形象埴輪/ 柴又八幡神社所蔵資料/ 祭の痕跡/ 被葬者をさぐる)/ 第5章 東京下町の古墳時代(下総台地南西部勢力の進出/ 渡来文化の波及/ ヤマト主権と東京低地/ 地域性・交流・境界性)

【著者紹介】
谷口榮 : 1961年生まれ。国士舘大学文学部史学地理学科卒業。博士(歴史学)。葛職区産業観光部観光課主査学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 月をみるもの

    この帽子をかぶったいわゆる「寅さん」埴輪は、渡来系の人物らしい。。この地域の「下総国葛飾郡大嶋郷戸籍」(721年)は、古墳のできた100年くらい後のものだけど、そこに「刀良(とら)」と「佐久良(さくら)」という人物名が載ってる、、、とか、あまりに出来過ぎじゃね?

  • kaz

    寅さん埴輪の出土で話題になった古墳らしい。前方後円墳というのは、すべて発掘したうえでのものではなく、円墳でない可能性が高まったことから、諸状況をふまえたうえで判断した結果だそうである。確かに道路による削平等があると、今ではなかなか確認は難しいのだろう。本の中にも記載があるが、前方後円墳ということであれば、ヤマト朝廷との関係に関する考え方も、また異なったものになるのだと考えられる。

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