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賀茂川コミュニケーション塾 ビブリオバトルから人工知能まで

谷口忠大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784790717379
ISBN 10 : 4790717372
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

物語の舞台は京都・賀茂川のほとり喫茶店エトランゼ。喫茶店で本の執筆をする教授のところに、近くの高校の女子高校生たちが訪れ、学校での悩みから人工知能の未来までコミュニケーションについてのあらゆる質問をして、教授が答える。喫茶店はまるで私塾のようで、教授と高校生たちがコミュニケーションについて語り合う。

目次 : 第1章 コミュニケーションってなんですか?/ 第2章 ビブリオバトルっておもしろい?/ 第3章 コミュニケーション場のメカニズムで変われます?/ 第4章 人工知能とコミュニケーションはできますか?/ 第5章 意味って結局何なんですか?/ 第6章 言葉がなくてもつながれますか?/ 終章 エピローグ―賀茂川のほとりで会おうと君は言った

【著者紹介】
谷口忠大 : 1978年京都府生まれ。「どうして僕らは相手の頭の中を覗けないのにコミュニケーションできるようになるんだろうか?」「僕たちは分かり合えるんだろうか?」といった身近な問いから、気づけば人工知能とロボティクス、そして、人間のコミュニケーションへとつながる学際的な研究者になっていった。立命館大学情報理工学部教授。博士(工学・京都大学)。パナソニック客員総括主幹技師としてもAI研究開発に携わる。記号創発システムという概念を提案し、記号創発ロボティクスという研究分野を創出し、人間と人間がコミュニケーションできることの秘密、未来のコミュニケーションロボットの実現へと迫る。世界に広まる書評ゲーム・ビブリオバトルの発案者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はじめさん

    ビブリオバトル発案者である谷口先生が、BBと研究分野であるAIについてのエッセイを依頼されてできあがった小説。/ 女子高生がいきつけのカフェで女主人の学生時代の先輩だという大学教授と引き合わされる。最初は共通の話題なんかもなかったが、「コミュニケーションとは」という身近な話題から、会うたびにくだけた関係に。/ 権力持った人間の独壇場を防ぐ、「発話権」を可視化したカード。カードに記された時間しか発言できない。AさんがBさんに質問してBさんが答える時は、Aさんの時間が消費される。この仕組み面白そうだなぁ。

  • おおにし

    ビブリオバトルの創始者であるので、コミュニケーションの観点でのビブリオバトルの解説はよかった。今後ビブリオバトルを開催するときの参考にしたい。ラノベ形式で書かれているのでさらっと読めるが、記号創発システムなど専門的な話題になると説明不足を感じる。もっと勉強したくて章末に紹介されたおすすめ本へいきなり進むことは少しハードルが高そう。

  • キリル

    喫茶店で教授と高校生たちがコミュニケーションについて語り合うラノベ形式の本。「コミュニケーションとはなにか」を軸にビブリオバトルから人工知能まで見ていきながらその本質を考えさせられる内容で興味深かったです。人のコミュニケーションが複雑な処理の上に成立していることがちょっと分かりました。おすすめ本もあり、興味を持ったらさらに一歩踏み込めるように配慮されているのもよいと思いました。社会主義と資本主義の対立をコミュニケーションの視点から考察されているのが印象的でした。発話権取引の話に興味を惹かれました。

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★★★ 副題のとおり、ラノベ形式の小説を通してビブリオバトルから人工知能まで学べるスタイルは好印象。マドカや夏子の視点まで降りてきて解説してくれるし、内容もわりと深いところまで解説してくれるので、理解が進む。ただ、地の文の教授の思考のトレースに、著者の谷口さんが透けて見るような気がして(ご本人のことを知っているわけではないのですが)、物語の中に没入するのが難しかった。会議での「発話権取引」は良さそう。

  • spike

    コミュニケーション論についてかなり広範囲に縦横に語る話なのだが、これをラノベに乗せて語るとは、さすがビブリオバトルの伝道師。そもそもビブリオバトル自体がコミュニケーション論の壮大な実験場だったなんて思いもよらなかったし、キーとなるポイントも意外。まあそもそもビブリオバトルやったことないんですが。ラノベ調に平易に語ってくれるのに、後半はなかなか難解でついていけたかどうか。

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