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帝国とヨーロッパのあいだで イギリス外交の変容と英仏協商 1900-1905年

谷一巳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326303083
ISBN 10 : 4326303085
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan

Content Description

外相ランズダウンの苦悩と決断。「光栄ある孤立」はもうもたない―大英帝国が衰退するなかで外務大臣についたベテランの政治家は、イギリス外交の新たな伝統をどのように築いたのか?世界大戦の構図を形成した知られざる交渉に光を当てる。

目次 : 序章 二〇世紀初頭における国際政治の転換/ 第1章 「光栄ある孤立」の動揺と終焉、一九〇〇‐一九〇二年/ 第2章 新時代の到来と英仏接近の萌芽、一九〇二‐一九〇三年/ 第3章 英仏協商の締結とモロッコ、一九〇三‐一九〇四年/ 第4章 日露戦争による制約と大国間関係の再編、一九〇四‐一九〇五年/ 第5章 第一次モロッコ事件と英仏協商の深化、一九〇五年/ 終章 英仏協商の意義―イギリス外交の新たな伝統として

【著者紹介】
谷一巳 : 1989年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了、博士(法学)を取得。慶應義塾大学大学院法学研究科助教、中曽根康弘世界平和研究所研究助手などを経て、現在、日本国際問題研究所研究員、専門は国際関係論、イギリス外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ワッキー提督

    世紀転換期において「帝国防衛」に対応しきれないという課題に直面したイギリスが、「光栄ある孤立」から脱却して列強同士の包括的な協定を締結し、最終的にヨーロッパにおける軍事同盟色を帯びた関係を構築するに至った過程として、英仏協商の締結と深化について取り上げた一冊。第3章の英仏協商の締結、第4章の日露戦争による国際環境の変化、第5章の第一次モロッコ事件と英仏連携の強化という、わずか2年ほどの一連の流れが丹念に分析されており、後世への影響も含め非常に刺激的であった。

  • Go Extreme

    1900〜1905年のイギリス外交の変化を分析 ランズダウン外相の政策と英仏協商の成立中心 イギリス外交: 「光栄ある孤立」から脱却→国際協力 1902年・日英同盟と英仏協商の締結 ボーア戦争で国際的に孤立→外交方針の転換迫られる 英仏協商成立: モロッコ問題を巡る英仏合意 エドワード七世のフランス訪問で友好関係進展 ドイツが警戒感を強める 日露戦争: ロシア敗北で勢力均衡が変化 イギリスはフランスとの協力強化 イギリスの外交方針変化ー国益を守るための戦略 国際協力の強化が20世紀の外交の基盤となる

  • takao

    ふむ

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