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土偶のリアル 発見・発掘から蒐集、国宝誕生まで

譽田亜紀子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634151123
ISBN 10 : 463415112X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どう作られ、いったい何に使われていたのか。現代にどうよみがえったのか。国宝5体とこれだけは見ておきたい土偶を多数のカラー図版、貴重な資料とともに紹介する。思わず唸る17の物語。

目次 : 「なんか出てきたで」からすべては始まった―相谷熊原土偶/ 霧ヶ峰のシャーマンとともに生きた土偶―縄文のビーナス/ 壊された数だけドラマがある―釈迦堂遺跡群の一一一六個の土偶/ この子だけ、なぜ残されたのか―縄文の女神/ 土器の一部になった人形―人体文土器とは/ ヒントはこの土偶に隠されている―仮面の女神/ なんてったって、イノシシ―動物形土製品/ 修理を繰り返した縄文人―合掌土偶/ 村人に愛されたストレッチ土偶―屈折像土偶/ ジャガイモ畑からこんにちは―中空土偶、芽空/ 首なし土偶と首なし遺体―藤株遺跡/ 二万体を背負って立つ土偶―遮光器土偶/ そして土偶はいなくなった―縄文から弥生へ/ 土偶と土器の密なる関係―絆としての模様/ 天と地を繋げた絵師―蓑虫山人の「笑う土偶」/ お預かりするという思想―辰馬悦蔵と西宮文化/ 日本にはピカソが何人いるのか―縄文の国宝が誕生するまで

【著者紹介】
譽田亜紀子 : 岐阜県生まれ。京都女子大学卒業。テレビやラジオに出演するかたわら、トークイベントなどで、縄文時代や土偶の魅力を伝える活動を行う

武藤康弘 : 1959年秋田県生まれ。國學院大學大学院修士課程修了。博士(文学、東京大学)。現在、奈良女子大学文学部教授。専門は文化人類学、民族考古学

スソアキコ : イラストレーター・帽子作家。ギャラリーでの帽子作品の発表と並行して、イラストレーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ダミアン4号

    名画を目にした時、誰が?どこで?どうやって?…何を思いながら作ったのだろう…そんな事を想像してします。インパクトのある作品であればあるほど"誕生秘話”には興味深々(笑)博物館で復元された土偶を見るだけではわからないあれこれ…国宝となるくらいなので欠損部の少ない事は必須条件だったのだろうと想像はしていましたが"縄文のビーナス”"仮面の女神”は、ほぼ無傷の状態で発掘され"縄文の女神""合掌土偶”は壊されていたものの全てのパーツが揃った形で出土した事など…当時の人達の土偶に対する思い入れを垣間見た様な気がします

  • 優希

    面白かったです。様々な土偶についてのみならず、縄文時代のドラマまで織り込まれていて興味深いところでした。縄文時代に行ってみたいと思わされます。土偶好きにとってはずっと読んでいたい1冊といえるでしょう。

  • ひろし

    土偶入門向けの本と思って借りたが、意外と本格的な内容だった。土偶の作り、時代や出土地方による特徴などがしっかり書かれている。手足を折って埋めている土偶が多いそうだが、何のために作ってどう使ったのか謎なのがミステリアス。

  • とある内科医

    図書館より。さすがの山川出版社。 学術書としての側面と、著者らしい土偶愛に満ちた表現とのバランスが素晴らしい。 カタイ本と見せかけて、やはり本書中でも土偶を「この子」と呼んでしまう著者が微笑ましい。「土偶と土器の密なる関係」では両者の変遷が解説され、山川らしい内容となっている。 「日本にはピカソが何人いるのか」との引用に感銘を受けた。やはり人類皆、土偶には惹かれるものですね。

  • 土偶の種類から発見時のエピソード、国宝や重文に指定される過程までもを網羅した本。面白かった。妊娠した女性を象った縄文のビーナスは骨組み、肉付け、仕上げを経て、最後にキラキラと輝く金雲母を練り込んだ土で表面を覆われていたそう。奈良の大仏とかと作り方変わらないんだなあ…。今よりもはるかに出産の危険性が高かった縄文時代で、この土偶に母子の無事を祈ることしかできなかった人々の必死な気持ちが伝わってくるようで、また実際に見に行きたいなあと思った。

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