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人生を半分あきらめて生きる

諸富祥彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344982659
ISBN 10 : 4344982657
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan

Content Description

「ふつうの幸せ」が難しい時代だ。憧れの仕事、理想の結婚、豊かな老後…そんな選択ができる人はごく少数。日本は、個人の努力とは無関係に、就職できない人、結婚できない人、孤独のまま死んでいく人がますます増える社会になる。そこでは「人並みになれない自分」に焦り苦しむより、人生を半分あきらめながら生きることが、心の奥深く満たされて生きる第一歩となる。自分ではどうにもならない現実に抗わず、今できることに集中する。前に向かうエネルギーはそこから湧いてくる―。臨床経験豊富な心理カウンセラーによる逆説的人生論。

目次 : 「縮小社会」を生き抜くための「半分、あきらめる力」/ 「あきらめる」ことができると、人は、はじめて安心できる/ 「あきらめる」とは、ものごとを「明らかに見る」こと/ 「自分は明日、死ぬかもしれない」と、あきらめる/ 「理想の自分になる」ことを、あきらめる/ 「子育ては、なるようにしか、ならない」と、あきらめる/ 「理想の結婚や恋愛はできない」と、あきらめる/ 「自分は、孤独死するかもしれない」と、あきらめる/ 「うつで苦しむのは仕方がない」と、あきらめる/ 「さわやかに、あきらめて生きる」ための「9つのライフ・レッスン」/ 人生を9割あきらめても、残り1割をあえて本気で生きる

【著者紹介】
諸富祥彦 : 1963年福岡県生まれ。1992年筑波大学大学院博士課程修了。米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。時代の精神(ニヒリズム)と闘うカウンセラー。日本トランスパーソナル学会会長。日本カウンセリング学会理事、日本教育カウンセリング学会常任理事、日本産業カウンセリング学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 徒花

    「うまくあきらめる方法を知らない日本人」に向けて書かれた本。個人的に思ったのは、あきらめられないことが害悪となっている人は「過去をあきらめられない」ことが要因のような気がした。私のようにあきらめ悪く生きてきた人間にはあまり腹落ちできない部分も多いが、がんばることが負荷になっていない人は無理にあきらめる必要がないことは本書でも述べられていることであり、つまり、本書を読んで私のように感じる人は、そもそも本書を読む必要のない人間であるといえるのかもしれない。共感できる人だけが読めばいいのだ。たぶんね。

  • やすらぎ

    生き方の選択肢が増えている現代。こだわりを半分捨てて生きてみるとどうだろう。執着は自らを拘束する。社会や時代がどうなろうと、変わらない自分の内側に気づき、保つことができる人は、心の充足を手にすることができる。些細なことにも満足して、少しは楽に生きていけるだろう。思うように進まないときも自分を決して責めないこと、人と比べないこと。人それぞれの個性と喜怒哀楽があることを認めること。誰しもが完璧な人生は歩めない。失敗し絶望を感じた人こそ、本来の生きる意味に気づく。思うようにいかないから、前に進むことを楽しめる。

  • コージー

    ★★★★★うつ病になってしまうほど、がんばり過ぎて手が抜けない人に最適な本。逃げること、いい加減であること、諦めることを、本書で学べます。若干、哲学的な内容が含まれますが、難しいことは書かれておらず読みやすい。私にとっては、人生を見つめ直す、文句なしの一冊であった。【印象的な言葉】@人生はあきらめであり、あきらめてこそが人生である。A心理療法の最高の目的は患者をありえない幸福状態に移そうとすることではなく、彼に苦しみに耐えられる強さと哲学的忍耐を可能にさせることである。

  • はちてん

    『「あきらめる」ことは「がんばる」よりはるかに難しい』明るく前向きにポジティブ最高!に疲弊してしまう。諦めるとは受け入れることでもある。

  • ヒデミン@もも

    言いたいことはわかるんだけど、この本全体から溢れんばかりの暗ーいオーラがまとわりついて。 「がんばれ」とか「あきらめるな!」とか、辛いとき、悲しいとき、十分頑張っているのに結果がでないとき、そんな時に言われたくないのは誰でも同じ。でもね、やっぱり私は、前を向いてあきらめずに生きていく方を選ぶよ。だって、いろいろあきらめて、ここにいるんだもの、最初からあきらめてたらいきつくところがなくなる気がするから!

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