Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 鈴木貴博

  読了日：2022/03/20

  歴史の舞台になった平安京の各地を巡り、その由来を説き往時に思いを馳せるとともに、主に発掘調査の成果を明らかにし、平安京調査の現状を浮き彫りにする。

• 六点

  読了日：2017/06/10

  新聞連載のコラムを纏めた、平安京を歩く為のガイドブックであるが、実際に行くと古代学協会建立の立札でもあればマシな方で、大雲寺のように最近ほぼ更地に成り果てた物件も取り上げられていて千年の無常を味わうにはとても良い本であると思います。著者の如く、寂光院で「大原御幸」を朗唱するくらい古典の世界に没入できれば千年の時空など何も問題にはならないでしょうが凡夫の哀しさ故、前述のような感想を覚えるしか無いのです。大雲寺、夕方に行くと怖いくらい寂しいですよ。

• 志村真幸

  読了日：2019/09/27

  　1988-91年に京都新聞に連載されたエッセイをまとめたもの。全55回分と、新たに書き下ろした５篇が収められている。 　大内裏、左京、右京、洛東、洛北、洛西、洛南に分けた章立て。 　枇杷殿、竹三条宮、清監の家、学館院、西の市、悲田院、金仙院、村上源氏の墓地、紫式部の奥津城、寂光院、青女滝、野宮、久我の水閣などがテーマ。 　考古学、文学、歴史など縦横無尽に語られる。かなり京都に詳しいひとでも、初めて聞くような話が多く、すれっからしの京都ファンにも楽しめるのではないか。

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