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閔妃暗殺 朝鮮王朝末期の国母 ちくま学芸文庫

角田房子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480512567
ISBN 10 : 448051256X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

一八九五年一〇月八日、三浦梧楼公使主導の下、日本の役人・軍人が朝鮮の王妃を殺害した。この戦慄すべき事件の詳細を描く!解説 森万佑子

【著者紹介】
角田房子 : 1914‐2010年。東京生まれ。福岡女学院専攻科卒業後、パリに留学。1985年『責任 ラバウルの将軍今村均』で新田次郎文学賞受賞、88年『閔妃暗殺』で新潮学芸賞受賞。95年「日韓の歴史・三部作」完成を機に東京都文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kawa

    国を代表する公使が赴任地の王妃の殺害に関わっていたとは…。弱肉強食何でも有りの帝国主義の時代。珍しいとは言えない事件かもしれないのですが、やられた方の立場で考えるとたまったものではないし忘れられない歴史なのだろうと想像する。私たちにとっても、彼の国との交流のなかでそんな蛮行が行われたことは知っておかなければならないし、ましてやこの年になってその詳細を知るということは恥ずかしい話しだ。

  • ポルターガイスト

    傑作だった。原著は1980年代後半に書かれているし,あくまで半分歴史小説みたいな内容なので,いろいろ古い部分や限界はあるのかなと思うが,さすが筆者が作家だけあって文章がとても読みやすく,一気に引き込まれた。スリリングで含蓄に富んでいる。江華島事件,壬午軍乱,甲申政変など高校世界史で学びづらい部分を補完する意味でも有意義だった。それにしても10年以上歴史の教員をして,この時期の韓国史に関する知識が十分になかったのはかなり力不足だったなあと思う。恥ずかしい。日本に暮らしてる人なら読む価値絶対ある。

  • jam

    日本人なら全員読むべき本だと思う。閔妃暗殺事件について私はほとんど知らなかった。歴史の授業でも教えてもらった記憶はない。韓国では(当然ながら)日本における「忠臣蔵」ぐらい知られた事件であるらしい。一言で言えば、日本は過去のアジア諸国への加害の歴史をなかったことにしてしまっているので、国民も教えられていない。しかしそれではまずい。ヴァイツゼッカーの名言を待つまでもなく、過去をきちんと総括しなければ新しい未来は築けない。

  • Go Extreme

    大院君、政権を握る 閔妃登場 悲しき王妃の座 閔氏一族の結束 王世子誕生 朝鮮の鎖国を破った日本 反閔妃、反日のクーデタ 大院君拉致事件 開化派青年たちの見た日本 閔妃暗躍 王妃をとりまく外国人たち 刺客と世紀末のパリ 外務大臣陸奥宗光の記録 朝鮮王朝の分裂外交 閔妃の自負心 日本公使の交替 下関の李鴻章 公使井上馨の失権 王妃暗殺計画 決行前夜 暁の惨劇 広島裁判の謎 陸奥宗光への疑惑 日韓併合への道 隣国への遺憾の念・それを基にした有効関係・相互理解を深めて下さるように 同胞に対する私の信頼

  • kyon0517

    ドラマミセンでロシアに対して親近感がある様子が複数のシーンで感じられたのが頭に残ってたけど、この本を読んで納得した(とかって書くとほんと歴史知らないんだな、、なんだけども) 日本が国として指示をしたかについて筆者と違う意見も多いようだけど、当時の日本人(韓国に住んでいた人も日本にいた人も)がそれを喜ぶムードで、暗殺計画を知っていて黙認した要職者もいるだろうっていうのはそうだろうなあと。 やはり日本の近代史を知らなすぎる。こういった残虐な加害の歴史をもっと知らないといけない。

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