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呪文の言語学 ルーマニアの魔女に耳をすませて

角悠介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867931042
ISBN 10 : 4867931047
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

呪文もことばである。ルーマニアには古い魔女文化がいまも残っているとされている―。東欧在住20年の言語学者が、魔女大国とも呼ばれるこの地の民間伝承や実体験をひもとき、“呪文の正体”に迫る。不思議でちょっと怖い呪文の世界をめぐる、まったく新しい言語学エッセイ。

目次 : 1 魔女(100回ひゃっくりすると、ちぬの/ あれから30年/ ルーマニア留学 ほか)/ 2 魔術(「魔術」の名称/ 「魔女」の名称/ 魔術の定義 ほか)/ 3 呪文(呪文の継承/ 魔術書と識字率/ 呪文の差異 ほか)/ 言語学者から魔女へのインタビュー 山田エリーザ

【著者紹介】
角悠介 : 1983年東京生まれ。言語学博士。ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター所長。神戸市外国語大学客員研究員。ルーマニア文化学院ルーマニア語講師。アテネ・フランセ講師(ラテン語)。東京外国語大学オープンアカデミー講師(ルーマニア語、ロマ語)。北マケドニア国立聖キリル・メトディウス大学講師(ロマニ語)。国際ロマ連盟(IRU)日本代表、言語文化専門員。日本エスペラント協会、NPO法人「地球ことば村・世界言語博物館」、日本ロマンス語学会会員。紘武館道場(東京都板橋区)門人・杖道六段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 佐倉

    ストリゴイやソロモナルのような伝承から邪視、カレントといった日常生活に根差したものまで。ルーマニアに色濃く残る魔女/呪術の文化を長年ルーマニアに留学し現在もバベシュ・ボヨイ大学の日本センターに所属してフィールドワークを続ける著者が考察していく。正教文化圏での生活と密着した魔女/魔術への扱い、ドラキュラの直接的な元ネタと言えるストリゴイやソロモナルの伝承、ゴロペンツィアやゴロヴェイの魔術の分類研究などどれも興味深い。魔女を考えるのに正教/カトリック、アルプス以南以北を考慮すると色々なものが見えてきそう。

  • スプリント

    ルーマニアでのフィールドワーク事例が豊富に取り上げられており内容がとても充実している。 呪文=魔法というよりも「おまじない」というイメージ。

  • 詠(よみ)

    タイトル→即購入リスト→(購入)→他の積読を差し置いて、読書リスト入りした本。 真面目に面白いってこういうものだと思う。

  • 蛙坂須美(アサカスミ)

    良書。ルーマニアについてオレはなにも知らなかった、と思わされました。この内容が日本語で読めるのは貴重です。

  • マサ

    「ロマニ・コード」が面白かったのでこちらへ。ルーマニアにキリスト教以前からの伝統文化や民間信仰、民間療法が色濃く残ることは何となく分かる。著者が、魔術は「おばあちゃんのケタ外れの知恵袋」(p57)と言っているように、こういう伝えられてきた経験的な手法は世界中どこにでも残っているのだろう。「呪文」を含むそのルーツや伝承についての記述は面白い。

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