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裸の大地 第一部 狩りと漂泊

角幡唯介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087817140
ISBN 10 : 4087817148
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『極夜行』後、再び旅する一人と一匹に、いったい何が起こったか。
GPSのない暗黒世界の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦!
探検家はなぜ過酷な漂泊行にのぞんだのか。未来予測のない世界を通じ、人間性の始原に迫る新シリーズの第一作です。

「この旅で、私は本当に変わってしまった。覚醒し、物の見方が一変し、私の人格は焼き焦がれるように変状した」
―――本文より

<目次>
四十三歳の落とし穴
裸の山
狩りを前提とした旅
オールドルート
いい土地の発見
見えない一線
最後の獲物
新しい旅のはじまり
*巻末付録 私の地図



【著者紹介】
角幡唯介 : 1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大卒。探検家・作家。チベット奥地のツアンポー峡谷を単独で二度探検し、2010年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)で第8回開高健ノンフィクション賞、11年同作品で第42回大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞。その後、探検の地を北極に移し、11年、カナダ北極圏1600キロを踏破、13年『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社)で第35回講談社ノンフィクション賞。16〜17年、太陽が昇らない冬の北極圏を80日間にわたり探検し、18年『極夜行』(文藝春秋)で第1回Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、第45回大佛次郎賞。ほか受賞歴多数。19年から犬橇での旅を開始、毎年グリーンランド北部で2カ月近くの長期狩猟漂泊行を継続している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • モルク

    漆黒の北極圏を行く「極夜行」のあと、今度は地図を持たず食料も狩りをしながら調達するというグリーンランド冒険の旅。狩りをし動物を解体し、犬と内臓をわけあい干し肉を作る。イヌイットではあたりまえの生活も、スーパーで買い物をし時には出来合いのものも…という私の生活では考えられず、その生活能力の高さに感服する。相棒の犬ウヤミリックとのやりとりもニヤリとしてしまう。第二部も楽しみ。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    (2024-28)【図書館本】あの「極夜行」後の角幡氏の冒険。今度のテーマは「狩りと漂泊」。事前に充分な食糧も準備せず、狩猟をして自ら食糧を調達しながら北極圏の旅をする。ずいぶんと無謀な挑戦のようにも思えるが、古来からここで暮らしていたイヌイットにとってはそれが日常の生活であった。とはいえど、氷点下40度にもなる中、飢えに怯えながら旅をする。なかなかできる事ではない。暖房の効いた部屋の中で熱いコーヒーを飲みながらこの本を読む私には想像もつかない世界である。第二部は犬橇旅行。これも楽しみだ。★★★★

  • 猿吉君

    北極を狩りをしながら放浪の冒険する、シンプルに面白い傑作です!@冒険家における43歳の危機をどうしのぐのか、中年の人なら皆さんあるあると頷くでしょう。A愛犬との二人旅、良いですね〜お互いの信頼感をビンビン感じちゃいます。B今後のライフワークとして何をしたいのかが見つかる、うらやましい!!Cしかし職業が冒険家のご家族大変だろうなあと思います、やっていること半端ないですから。点数95/100→前作のようなややスピリチュアル的要素無し、こういう冒険が読みたかったんだ!と感涙する作品です、すぐに第二部読みます。

  • pohcho

    探検家43歳死亡説。43歳を前にした著者が向かったのは北海道の日高山脈。地図を持たずに登る漂白登山だった。手応えを得た著者は今度はグリーンランドに向かう。極夜行をともにした相棒の犬とともに、一人と一匹。ギリギリの食料を元手に、足りない分は狩りで調達する漂白旅が始まる。古くて新しい、今までの探検の概念を覆すような旅の記録。私は地図を持ってても迷子になるし、狩りはもちろん獣を解体することもできないので、著者の生きる力の凄さに圧倒されっ放しだった。新たな方向性を見つけた著者。次作も読む予定なので楽しみ。

  • イトノコ

    図書館本。極夜の冒険を終えた著者は、目標地点を定めた従来の冒険に限界を感じていた。次の目標は、北極圏を狩りをしながら行けるところまで漂泊することだった。/以前の極夜の暗闇ではなく白夜の中での旅であるからか、筆致にもそれほどの緊迫感はなくむしろコミカルなのだが、旅の前後で体重が十数キロ減ったというのがその過酷さを物語る。旅を通じて、北極圏に腰を据え自分の地図を開拓していく次なる目標を決めた著者。しかし昨年末には作中に登場した山崎さんが事故死とのニュース。著者にも身体には気をつけて欲しい…。

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