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極夜行 文春文庫

角幡唯介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167917722
ISBN 10 : 4167917726
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

著者自らが「最高傑作」という本作は、探検家としても作家としても心身に力が漲る40〜41歳の間に成し遂げられた。太陽の昇らない冬の極地を旅するという、未知の冒険。極寒の闇の中で起きたことはすべてが想定外だった。犬一匹と数十キロの橇を引き、4カ月ぶりに太陽を見たとき、著者は何を感じたのか。第1回ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞&大佛次郎賞W受賞。

目次 : 東京医科歯科大学附属病院分娩室/ 最北の村/ 風の巨瀑/ ポラリス神の発見/ 闇迷路/ 笑う月/ 極夜の内院/ 浮遊発光体との遭遇/ 曙光/ 極夜の延長戦/ 太陽

【著者紹介】
角幡唯介 : 1976年北海道芦別生まれ。早稲田大学探検部OB。チベット、ヤル・ツアンポー峡谷の未踏査地域を単独で探検。2003年、朝日新聞社に入る。08年に退社後、探検家に。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。『雪男は向こうからやって来た』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞、『極夜行』でYahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • クプクプ

    本屋大賞、ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞受賞作。角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)の作品は初めて読みました。冬の北極の太陽が昇らない季節、極夜に、ひとりで一頭のオスの犬を連れ、グリーンランドで、北を目指します。太陽が昇らない極夜では、月の明かりが頼りで、一日の時間も25時間制に設定。ブリザードの襲われたり、食料が不足したり、予測できないことの数々が著者を遅います。著者はスポンサーを持たない主義で、自分で貯金をして冒険に臨みました。熱く語り過ぎて文章が上滑りしていましたが、それを上回る出来映えでした。

  • 100

    闇の中の冒険の手記。数々の困難に会いながら致命的な窮地は無かったと言えるメンタリティにはプロの凄みを感じる。自分ならデポが全滅の所から先には進めない… 書物とは未知のものに姿を与える光で、明かりの強さで明瞭さに開きが出る。著者は「行動によって思想を表現」するとして、通常作家が自由にできる明るさの調節権を放棄し不明瞭さとそれが自身に与える影響を測り、それをレポートした。極夜の終了による喪失感も読書でのそれに近い物を感じた。再読では味わえない初読時の新鮮さ。読み終えた満足感と同時に感じる読んでしまった寂しさ。

  • すしな

    114-23.冒険とは何か?を考えさせられた内容でした。前人未到の場所にたどり着くだとか、新しいコースで行くというのが冒険のイメージだったのですが、文明のシステムの及ぶ範囲から抜けてサバイブするという観点は新鮮でした。最後の方は連れてった犬の命も差し出すか?というシビアなサバイブです。日本では至る所でシステムが張り巡らされていて完成されている感がありますが、根本的に停滞した社会を良くするには、冒険した経験がある人の見識が必要なんだろうなと思いました。

  • はっせー

    本書は探検家の角幡さんがグリーンランドで冬の極夜の旅を行った話をまとめたもの!角幡さんも書いてありますが、この旅のテーマは「脱システム」とのこと。今回旅をする場所はイヌイットの人などがよく行く場所。だが、極夜の時期にずっとその場所を旅した記録は誰もいない。そんな場所をGPSなどを使わずに犬ぞりで移動します。概要を聞いて私は、人類未踏の地ではなく、人類未体験の旅を描いているのかなと思った。読んでみて思うことは文章の力がすごい😊生死の淵で探検しているため、言葉の腕っぷしが強いイメージ。

  • あきら

    こんな世界が未だに地球に存在しているとは。 人類が築いたシステムから抜け出し、生死の狭間で旅をする生き様は圧巻。 月と太陽の表現や、光を求める描写、全てが素晴らしい。 間違いなく傑作です。

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