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旅人の表現術

角幡唯介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087816112
ISBN 10 : 4087816117
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

角幡唯介が自らの手で選び、編み直した探検と表現にまつわるとっておきの対談・エッセイ集!

 二〇一〇年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』であざやかなデビューをかざった冒険作家・角幡唯介。その後も数々の探検と作品をものしながら、さまざまな雑誌・書籍に珠玉の記事、対談、書評等を発表し続けている。
 本書は、稀代の旅人のたくみな表現術が何を背景に生まれるか、長い冒険潭とは異なるさまざまな角度から、その思考を浮き彫りにする。〇三年から一六年における旅と文筆の活動歴が一目でわかる、ファン待望の著者年表付き!

目次
第一部  旅を書く、自分を書く
【記事】『夏の闇』に見る開高健の荒地
【対談】〔沢木耕太郎〕歩き、読み、書く ノンフィクションの地平
【対談】〔増田俊也〕たったひとつの信じるもの
【解説】『ライカでグッドバイ』表現することの狂気
【対談】〔石川直樹〕開高健が求めた失われた“荒地”をカラダと心に取り戻さないか?
【記事】「ここにおれがいるから」普遍的山岳小説の視点
第二部  人はなぜ冒険をするのか
【解説】『日本人の冒険と「創造的な登山」』「反体制」としての冒険
【解説】『百年前の山を旅する』本当の登山へのオマージュ
【解説】『サハラに死す』時代を貫く冒険という文学
【解説】『サードマン 奇跡の生還へ導く人』私もサードマンを見たかった
【記事】もう一度、あの冒険へ
【解説】『冬山の掟』冬山の掟
【対談】〔石川直樹〕冒険する人間と、書き手としての自分
【解説】『外道クライマー』スーパーアルパインクライマー宮城
第三部  旅から見えること
【記事】梅棹忠夫と西陣、北山
【記事】富士登山者、管理を求める人々
【対談】〔鈴木涼美〕危険でも行かなくてはならない場所、書かなくてはならないこと
【解説】『神去なあなあ日常』なあなあとの問いかけ
【対談】〔三浦しをん〕神去村の世界を語る
【記事】『影の地帯』と黒部の強盗
付録  角幡唯介活動年表

著者プロフィール
かくはた・ゆうすけ
一九七六年北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大探検部OB。二〇一〇年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)で第八回開高健ノンフィクション賞、一一年同作品で第四二回大宅壮一ノンフィクション賞、第一回梅棹忠夫・山と探検文学賞。一二年『雪男は向こうからやって来た』(集英社)で第三一回新田次郎文学賞。一三年『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社)で第三五回講談社ノンフィクション賞。一五年『探検家の日々本本』(幻冬舎)で第一四回毎日出版文化賞書評賞。

【著者紹介】
角幡唯介 : 1976年北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大探検部OB。2010年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)で第八回開高健ノンフィクション賞、11年同作品で第四二回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞。12年『雪男は向こうからやって来た』(集英社)で第三一回新田次郎文学賞。13年『アグルーカの行方129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社)で第三五回講談社ノンフィクション賞。15年『探検家の日々本々』(幻冬舎)で第14回毎日出版文化賞書評賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みえ

    初めての作家さん。探検をされている方だが、文章もうまい。読んでみたい本が増えた。大好きな沢木耕太郎さん、増田俊也さんとの対談が面白かった。

  • Tadashi_N

    旅人と言うよりも、冒険家の表現においての流儀があった。本を書く人は本を良く読む。

  • アリ子

    「雪男は向こうからやって来た」の角幡さん。雪崩に埋まった時の話は臨場感たっぷり。

  • taku

    探検と旅、それを著すことについて、沢木耕太郎、増田俊也、石川直樹と何を話すのか。著書で夢中にさせてくれた彼等のスタンスと背景がわかり、対談のカラーも異なっていて楽しめる。三浦しをんは柔らかな雰囲気で、また違った楽しみがあった。勝手に上げた期待に応えてくれる面白さ。解説や記事では、書評と作家論に自身の体験や考えを交えている。行動者であり表現者である自分自身と、世間への疑問や相反に対する答えのように形成されていった、三十代中盤から四十ぐらいまでの角幡イズムを知ることができる。

  • nemunemuanyo

    「行動で言葉を獲得し自分だけの観点で世界を見る」 なんていうか角幡さんの文章は癖になる 生命力を鼓舞されるとは恋なのか ちょっとハマっていく自分にブレーキをかけたい気持ちもあり 益々恋なのか うーんと思いつつやめられない こんな風に文章を書けたら気持ちいいだろうな 

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