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よりみち部落問題 ちくまプリマー新書

角岡伸彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480685117
ISBN 10 : 4480685111
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自らの出自を考えずに自由に生きることこそが、部落問題の解決ではないか。そう考える著者がたどりついた地平は―。被差別部落のみならず、あらゆる差別を考える一冊。

目次 : 第一章 Firstly 最初は―出会いと不安(出身地は「差別されてきた地域」/ 「エタ・非人」は私に関係があるのか? ほか)/ 第二章 Then それから―記者、学芸員、ライター(世界中を見て回る夢/ 今しかできないことは何か ほか)/ 第三章 Afterthat そのあとは―食文化、同和利権、インターネット(『ホルモン奉行』/屠畜という仕事/ 恋人が食べてきたもの ほか)/ 第四章 Finally 最後は―被差別部落の残り方(本当の部落の姿/ 「こだわらない」は良いことなのか ほか)

【著者紹介】
角岡伸彦 : 1963年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業。神戸新聞記者などを経てフリーに。『カニは横に歩く―自立障害者たちの半世紀』(講談社)で第33回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • venturingbeyond

    角岡さんの部落差別をテーマとした著作を読むのは4冊目(既読は、『被差別部落の青春』、『はじめての部落問題』、『ふしぎな部落問題』の3冊)。自身の来歴や解放運動との微妙な距離感、ICT社会化の下での部落差別の変容などについて語り、部落差別解消の展望を示す。既読の著作での論点をガラッと更新する新規の視点や論点があるわけではないが、問題と向き合う最初の一冊としてはお勧めの良書。

  • kawa

    角岡氏「ふしぎな部落問題」に続く2冊目。巻末近くでのKさんとの新聞紙上でのやりとりが興味深い。確かにKさんの言う通り問題は、一時に比べて穏やかな展開になっている印象はある。ただ、それは問題が解決済みということではなく、油断をしたり、所与の条件が充足されるとたちまち顕在化してくる性質のもののように思う。世界の紛争地を見ると、他民族や職業などが異なることによる差別意識から紛争が発していることが多い。「差別」、人間にとって、とても厄介なものであることは間違いない。これからも丁寧に見つめていきたい。

  • 崩紫サロメ

    兵庫県の被差別部落出身者が語る、当事者としての部落問題。祖父の受けた差別から自分の経験、様々な場面での思いや迷い、違和感を率直に綴る。「「障がい者差別のない社会」とは、障がい者のいない社会なのか、障がい者が差別されない社会なのか」「「部落差別のない社会」とは、「部落出身者がいない社会ではなく、部落出身を明らかにしても差別されない社会」このあたりはあらゆる差別問題に通じるところ。

  • 乱読家 護る会支持!

    僕が子どもの時、自宅近くにから被差別部落の地域がありました。 彼らの多くはボロボロの長屋に住まれていましたが、そのうち被差別部落の人たちを対象にした団地が立ち始めました。 また部落地域にある公民館で、学校の先生が部落の子どもたちに無償で勉強を教えてたように記憶しています。 学校の道徳の授業は、「狭山事件」を学ぶ時間に変更され、生々しい殺人現場の状況を教えられ、そして被告の石川さんの無実の根拠をずっと教えられました。裁判では石川さんは無実にはならず、学校がおかしい?裁判所がおかしい?と疑問でした。

  • 浦井

    以前にもちくまプリマー新書で部落問題の本読んだことがあるので、本書で新しく得たことは少なかった。著者が以前に勤めていたいろんな差別に関する博物館『リバティおおさか』にぜひ行きたくなったが、大阪維新の会により閉館になったと書かれており残念。

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