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わらしべちょうじゃ

西郷竹彦著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591003909
ISBN 10 : 4591003906
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1980
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かんのんさまにおまいりに行った帰りに拾った一本のわらしべ、めぐりめぐって長者になる心のやさしい男のお話。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆうゆうpanda

    <読み聞かせボランティア・対象3年生>男は生活がどうにもこうにもならなくて、なんとかかんとか暮らしていけるように観音様にお願いします。観音様のお告げは、手にした物がなんであれ離すでないぞ、です。拾ったのは一本のわらしべ。貧乏をさして気にしていないような優しい表情で描かれた男。観音様の言いつけを無視した訳ではありませんが、わらしべに固執していてはわらしべはわらしべのままですよね。男の優しい性格を前面に打ち出したサクセスストーリー。観音様もヘソを曲げたりしない筈。昔話を換骨奪胎した心温まる話。解説も必読です。

  • たまきら

    読み友さんから。これ読んだなあ!久々に、しかも娘と読む幸せ。オタマさんとワイワイ読んで満喫したんですが、よく見たら彼は彼女のお父さんに似ている気がするぞ。

  • Totsuka Yoshihide

    西郷竹彦文、佐藤忠良絵、(1967)、『わらしべちょうじゃ むかしむかし絵本』、ポプラ社。友人のお父様が西郷竹彦氏だと知り興味を持ちました。観音様のご利益の有り難さや、男の信仰心、男の運の良さについての話だと思っていましたが、西郷竹彦氏のあとがきを読んでまた違った解釈ができました。相手への思いやりからでる行為から偶然をつかみ、「偶然」に賭けたという柔軟性の指摘。物語の主人公は、ものではなかったかと提示し、やはり、ものを動かし、ものをかえていく力をもった人間が主人公というあとがきが読み応えがありました。

  • ヒラP@ehon.gohon

    一本のわらしべからなんという展開でしょう。 つまずいて手にしたわらしべから、貧乏な男が大屋敷を手に入れて長者になったというお話です。 そのスピード感と、有無を言わせぬ大胆な絵に圧倒されました。 この幸運は、観音様のお告げに従ったようなそうでもないような、男の潔さと偶然なのでしょうが、これだけ機敏に動けるなら、そもそも貧乏暮らしをせずにならなかったような気もしました。 表紙に描かれている豪華な絵と、中味の味わいの対比も面白いと思います。

  • なると

    再話の多くが観音様のご利益のありがたさ、男の信仰心、運の良さをテーマにしてるが、こちらは作者独自の解釈で絵本にしたとのこと。こちらの男は、あぶをくくったわらしべを男の子にあげたのも、みかんを呉服屋にあげたのも、相手への思いやりからだとしていた。そう思うと、たった3つのみかんが反物三反になるという物の値打ちの違いも、呉服屋が命の危機に陥るぐらいの喉の乾きようで、命の恩人みたいに感じたと思えば納得する。馬や屋敷についは男が"偶然に賭けた"という設定。運を待っていたのでは、反物止まりという事を表す。

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