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韓国ノワール その激情と成熟(仮)

西森路代

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910511528
ISBN 10 : 4910511520
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘジン

    ここに出てくる映画はほぼ見ている。自分もまさに著者と同じく、「犯罪を描きながらそこに見えてくる社会の矛盾や拮抗する力の関係、そしてそれに翻弄され抵抗しながらも誰かと誰かが共鳴し合う姿」を見たいのだ。インターネットで拾える映画評とはひと味違う視点から書かれているものが多く、目から鱗で勉強になった。自分の見方が浅くて鑑賞時にあまり良さを感じ取れなかった作品もあり、もったいないことをしたと後悔。本書に書かれていることを頭に置いて改めて見直してみたくなった。また何年後かに、第2弾を書いてください。お願いします。

  • 二人娘の父

    もくじに作品名があるのは26作。しかし文中で紹介される映画やドラマ(韓国に限らず)も数多く、映画鑑賞のガイドとしても十分な内容。私は未鑑賞作が11あった。まったく失礼なのだが、どうしても言いたいのは、本当に一つ一つの作品を丁寧に、深く、そして重層的に観ているのだな、ということ。「それが評論家」と言われればそれまでだが、著者の他の評論なども読んでいつも感心している。ノワールを、暴力や男性性の美学という視点で観ていないというその姿勢に、大いに学ばされる。これは女性・男性の視点とは違うと考える。

  • fritzng4

    この15年ほどの韓国映画、特に犯罪映画の質の高さには目を見張るものがある。しかしそもそも暗い犯罪と破滅的な道行きを韓国映画は何故好むのか。一ファンとしてなかなか言語化できずにいたし、映画秘宝的なノリで語られることにもどことなく抵抗してきたのだが、この本は著者の時代把握の確かさと、取り上げた一本一本の作品と真摯に向き合ったことによって、韓国ノワールの新たな見方を教えてくれた。見ていない作品は見たくなり、見たことのある作品も己の解釈や鑑賞眼の未熟さに失望しまた見たくなる。韓国映画ファンには絶対的にオススメ。

  • じぇろポーta

    25本のうち5本くらいしか観たことないけど、他の作品も観たくなるいい文章。時代ごとに韓国の国内事情とリンクしたテーマを描く製作陣。同じ原作でも韓国ではノワール寄りに、日本ではコメディ寄りに。「因果応報」から「勧善懲悪」へ。韓国ノワールで「社会正義」「倫理観」がどう描かれてきたか。韓国のそれと日本の作品での描写、実社会における考え方の違いを考察するのが秀逸。本文でも指摘されてるけど、『悪いやつら』は予備知識なく今見たらマブリーのしょっぱい小物キャラ&線の細さにめちゃくちゃびっくりすると思う(笑)。

  • pudonsha

    2010年代の韓国映画は骨太な作品が多いなと。

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