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死んだら無になる

西村亨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480805270
ISBN 10 : 4480805273
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

恋愛に絶望し、仕事にも倦み、家族はいよいよ疎ましく、せめてものセルフケアも世間が邪魔をする――救いを求めて赴いた怪しげな座禅道場で柳田が見たものは?!

【著者紹介】
西村亨 : 1977年鹿児島県生まれ。鹿児島県立鹿児島水産高等学校卒業。2023年、「自分以外全員他人」で第39回太宰治賞受賞。同年、南日本文化賞奨励賞を受賞。2024年、『孤独への道は愛で敷き詰められている』が「本の雑誌年間ベストテン」の第3位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まろん

    タイトルの暗さや深刻さよりもユーモアが伝わってきた。 救う笑いではないけれど、笑うしかない社会の現実みたい。真面目さ、正しさで人を傷つけないように生きようとしたことで人の心に触れることができなくなり孤独になるような、、読了後にざらついた感覚が残る。

  • じゅん

    生きることと死ぬことは簡単ではない。生と死をコントロールしようと思ってもどこかで歯車が崩れる。崩れたときにどう感じるのかを大事にしたい。自分のペースで死ねる人生にしていきたい。そのためにも他者に干渉せず、自分に干渉せずに生きていく。

  • ルナ

    スーパー面白い。柳田の厭世感が冴えわたる。教えてあげるおじいさんのうざさといったらない。

  • Mica

    続きものと知らずに読みましたが、これだけ読んでもめちゃくちゃ面白い!普段私もそう思ってた事を代弁してくれている箇所がいくつもあって、「わかる!」ってなりました。最後のオチも完璧。この本がもっといろんな人に広まると良いなと思います。

  • shizuka

    「過去の失敗を思い出しては執拗に自分を責め、自ら生きる意欲を失おうとするのは、このところの私の悪い癖だった」…って私のことじゃん。大共感のまま読み進めていった。主人公とは性別も置かれている環境も違う。けど、やばいかもしれないけど、わかるわかるの連続で。ただ字面を眺めていたら、内容は暗い。暗いけど、にやりと笑ってしまうユーモアにあふれていた。ラストもユーモアの塊。笑いながら「頑張れ!!」って言いたくなる。文体も実直で好ましい。前作品も絶対読む。

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